平成21年5月2日(土)能登ヶ峰ハイキング

能登ヶ峰ハイキング

黒滝公民館前の駐車場所〜NHKアンテナ〜能登ヶ峰(759.7)〜鹿の楽園〜P696〜林道への降り口(さびたドラム缶)〜林道へ飛び出す〜黒滝公民館前の通者場所

 

平成21年5月2日(土)  メンバ:私、他山友4名 計5名  
出発:黒滝公民館前の駐車場所(10:25)
公民館前の駐車場所−[23分]→NHKアンテナ−[66分]→能登ヶ峰(759.7)−[22分]→鹿の楽園−[37分]→P696−[20分]→林道への降り口(さびたドラム缶)−[36分]→林道へ飛び出す−[57分]→公民館前の駐車場所
到着:黒滝公民館前の駐車場所(15:25)
     [ ]内の時間は実歩行時間で休憩時間は含んでいません。
歩行時間 : およそ 4時間21分 + (休憩 39分) ⇒ 所要時間 : 5時間00分 
歩行距離 : およそ 8.6km(GPSナビの距離データ)
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今回は久々に山仲間に声を掛け南鈴鹿の山へ出掛けることにした。以前ベンケイへ出掛けた時、下山途中北方向に能登ヶ峰の稜線と鹿の楽園といわれる草原が望め一度その鹿の楽園をこの足で歩いてみたく能登ヶ峰(標高759.7m)へと向かった。
自宅を7時10分に出発し京都からのメンバー二人と近鉄新田辺駅で合流したあと大阪からのメンバー二人と合流するため最終待ち合わせ場所であるJR松井山手駅へ向かったのが7時40分、待ち合わせ時間より少し早く到着したが待つこと少々、電車の遅れも無く待ち合わせ予定時刻に大阪からのメンバーと合流し駅前のコンビニで食料と飲み物を調達したあと8時10分に駅前をスタートし能登ヶ峰へと向かった。
当初の予定は高速道路(第二京阪、京滋バイパス、名神、新名神)を利用して甲賀土山ICまで向かう予定であったがゴールデンウィーク初日でもあり可也な渋滞が予想されるため急遽予定を変更して一般国道で目的地まで向かうことにした。
JR松井山手駅前から山手幹線を利用し国道307号線へ入りそこから先、信楽を経て水口町へ入り水口大橋を渡ってすぐの水口大橋北詰交差点を右折して野洲川沿いにしばらく走り山川橋交差点を右折し国道307号線と別れ今度は県道549号線を野洲川沿いにしばらく走ったところで大野西交差点で国道1号線へ合流したあと車が空いてガラガラの国道1号線を走り、途中新名神甲賀土山ICへの分岐を過ぎてまもなく右手に現れた「道の駅あいの土山」でトイレ休憩を済ませたあと再び目的地へと向かった。
「道の駅あいの土山」を過ぎると片側2車線と道幅が広くなる。道幅の広くなった国道1号線ををしばらく走りまもなく現れた猪鼻交差点を左折し右手にダイヤモンド滋賀CCを通り過ぎ黒滝遊魚場の大きな看板を目印に右へ曲がりしばらく走ったところで
黒滝公民館前の駐車場所へ到着したのが10時15分。

10:25 黒滝公民館前の駐車場所 (能登ヶ峰への登山口)  (登山口にある標識) 
既に車が2台止まっており先客が居られそうだが、その姿はどこにも見当たらない。適当な空きスペースに車を止めたあと仕度を整えていると何やら同行者達が騒いでいる。車を降りて仕度をしていた同行者の登山靴に早くもヤマビルがくっついていたのである。周りを見ると数匹のヤマビルが鎌首を持ち上げていた。これから先の山歩きが思いやられるがここまでくればそんなことは言っておられない。仕度を整えたあと目の前の小さな橋を渡り登り口にある標識に従い能登ヶ峰へと向かった。

10:29 眼下に駐車場所を望む 10:33 杉林の中の山腹道  10:37 小さな標識(地図の001) 
途中眼下に先程車を止めた駐車場所が望め杉林の中の山腹道をしばらく登って行くとまもなく前方に小さな標識が現れる(地図の001)。

(木の幹に書かれた能登ヶ峰を示す矢印) 10:39 杉林の中の急斜面  10:45 登りが緩やかなに 
傍らの木の幹に能登ヶ峰方面を示す大きな字が白ペンキで書かれていた。ここから右方向へ続くの稜線を登り能登ヶ峰へ向かうことになる。杉林の中の急斜面を登りやがて登りも緩やかになるとまもなく

10:48 NHKのアンテナ  10:51 10:52 カヤトの茂る見晴しの良い場所 
NHKのアンテナが立っている場所へ到着した。NHKのアンテナを過ぎやがて前方が明るくなってきたところで杉林から抜け出し金網の柵が張られたカヤトの茂る見晴しの良い場所へ飛び出した。

10:57 緑の美しい灌木林  (フェンスの外から南方向の眺め) 11:01 再び前方に杉林が 
緑の美しい灌木の中をテープを拾いながら歩き、時々フェンスの外から南方向に望める南鈴鹿の山並みの素晴らしい眺めを楽しみながら登って行くと前方に再び杉林が現れる。

(見晴しの良い場所からの眺め)
(東〜南方向に掛けて、臼杵ヶ岳や四方草山、三子山などの南鈴鹿の山並みを望む)

11:06 再び杉林を歩く  11:11 主尾根へ登り着く(地図の002)  (傍らにある小さな標識)
先程の素晴らしい眺めとも別れ杉林の中をしばらく登って行くとまもなく能登ヶ峰方面を示す小さな標識のあるはっきりとした主尾根へ登り着いた(地図の002)。

11:21 快適な主尾根を歩く  11:30 鬱蒼とした杉林の中の急斜面 11:43 快適な尾根筋歩き
ここから先、しばらくは左が雑木帯、右が杉林に挟まれた快適な尾根道歩きである。
左手(南西方向)に木々の間からちらほら望める山並みを楽しみながらしばらく歩き、鬱蒼とした杉林の中の急斜面を登り切ると道は快適な尾根筋歩きとなる。

11:48 どこでも歩ける杉林  11:51 アセビの群生地  11:52 テープを拾いながら進む
やがて前方にアセビの群生場所が現れる。この辺りはどこでも歩けるような場所であるがアセビの群生地を右手に見ながらアセビに沿って左方向へ尾根なりに進み目印のテープを拾いながら杉林を歩いて行くと

11:54〜12:01 能登ヶ峰(標高759.7m)  (山頂にある山名看板)  12:01 鹿の楽園へ向かう
まもなく能登ヶ峰(標高759.7m)の山頂へ到着した。山頂の周りは杉林で囲まれており展望を楽しむことはできず、しばらく休んだあと早々と鹿の楽園へと向かうことにした。

12:04 視界が開けた見晴しの良い場所  (北東方向、鎌ヶ岳方面の眺め) 
稜線を少し辿るとすぐに目の前が開け見晴しの良い場所へ到着した。
北東方向、前方にこれから向かう草原が望め、その遥か後方に鎌ヶ岳の尖峰がくっきりと望めるなど素晴らしい眺めである。

(途中に出会ったワンちゃん)  12:08 鞍部へ下る 
見晴しの良い場所から一旦鞍部まで下ることになるが何処を歩いてもいいような場所である。
途中ワンちゃんを連れたご夫婦と思われるカップルに出会ったがどうやら鹿の楽園への道を迷われたようである。一旦鞍部まで降りられたのだがそこから鹿の楽園へ向かう道が判らず元の見晴しの良い場所まで戻ろうとされていた途中で我々と出会い再び鞍部まで下りられ我々と一緒に鹿の楽園へ向った。

12:10 山腹をトラバース  12:13 尾根へ出る  12:15 疎林帯を歩く
鞍部に降り立ちGPSを確認すると入力しておいたルート情報と少しずれている。周囲を見回すと鞍部の東側に山肌をトラバースするように東方向への山腹道があったが確かに見つけ難い道でカップルが迷われるのは無理もないと思った。
鞍部からその山腹道をしばらく辿ると再び尾根筋へ登り着き、しばらく歩いたところで先程見えていた

12:17 草原へ辿り着く  (北方向、綿向山方面の眺め)  12:20 小さな丘を登る
草原へ辿り着いた。北方向、目の前に綿向山方面の素晴らしい眺めが広がっている。
おそらくこの辺りはすでに鹿の楽園の広大な草原の南端だと思われるが、手持ちの資料に載っている鹿の楽園のポイントはもう少し先である。左手北方向に綿向山方面の素晴らしい眺めを楽しみながら目の前の小さな丘を登り切ると、

12:22 広大な草原へ辿り着く
たった今眺めた風景以上の素晴らしい眺めが目の前に広がっており同行者全員から「うわぁ 凄い」という歓声が上がったのである。足元には広大な草原が広がり北方向目の前にサクラグチの山並みとその後方には綿向山から鎌ヶ岳方面に掛けての素晴らしい眺めを楽しむことができた。

12:23〜12:55 草原で昼食タイム
丁度お昼時でもありこの素晴らしい眺めをおかずにここで昼食タイムとした。

ここからの帰路はまだまだ続く広大な草原・鹿の楽園を歩き696ピークを経てさびたドラム缶のある林道への降り口へ向いそこから急斜面を下り田村川林道へ降り立ったあと田村川沿いの林道を只ひたすら歩き車を止めている黒滝公民館の駐車場所まで戻る予定である。


目の前の素晴らしい眺めを楽しみながらの食事も終わり、仕度を整えたあと

12:58 広大な草原を歩く  (ワンちゃん連れのカップル)  13:03 ここが鹿の楽園か
広大な草原・鹿の楽園を歩きさびたドラム缶のある林道への降り口へと向かった。
先程出会ったワンちゃん連れのカップルはここで引き返し元来た道を戻られるとのことで、無事駐車場所まで戻られることを祈りカップルと別れを告げ先へ進むことにした。
草原をしばらく歩いて行くと目の前に先程の草原以上の素晴らしい眺めが広がっている。ここがどうやら鹿の楽園と言われるポイントであると思われる。眼下には広大な草原が広がりその後方には鎌ヶ岳や仙ヶ岳など鈴鹿の山々の素晴らしい眺めを楽しむことができた。

(広大な草原・鹿の楽園からの眺め)
北方向から東方向に掛けて、綿向山から鎌ヶ岳、仙ヶ岳方面の眺め。

13:07 広大な草原・鹿の楽園
先を進んでいる同行者達は既に眼下に望める広大な草原を登り返している。
ノンビリと眺めを楽しんでいる場合ではないが、下りる途中、御所平方面の素晴らしい眺めもカメラに収め急ぎ足で同行者の後を追うことにした。

(広大な草原・鹿の楽園鞍部付近からの眺め)
東方向から南方向に掛けて、仙ヶ岳、御所平からベンケイ方面の眺め。

13:12 下りて来た草原を振り返る  13:13 アセビの茂る雑木林 13:19 やせ尾根?
一旦草原の鞍部まで下り再び登り返したあと、後ろを振り返り素晴らしい眺めを楽しませてくれた鹿の楽園に別れを告げアセビの茂る雑木林へ足を踏み入れた。途中アセビの茂るヤセ尾根を通りやがて

13:23 美しいアセビの若木  13:27 快適な疎林の中を歩く 13:31 草原状の開けた場所
アセビの若木の美しい風景を楽しみながら踏み跡は薄いが何処でも歩ける落葉が敷き詰められた快適な疎林の中を歩き目の前に草原状の開けた場所が現れたところで

13:32 P696  (木に括られたプレート) 
696mピークへ到着した。
傍らのアセビの木に「P696」と書かれたプレートが括られていた。


13:34 アセビの群生地を歩く 13:37 眼下に望める草原状の広場
P696を過ぎるとアセビが茂る踏み跡の薄いアセビの群生地を歩くことになるが、途中見晴しの良い場所から眼下に望める草原状の広場を確かめ、その方向に向かって尾根筋を外さず時折り見かける目印のテープを拾いながら草原状の鞍部まで下りることになる。

(アセビの群生地からの眺め)  13:40 草原状の広場

13:42 目印のテープを拾いながら歩く  13:49 「 → ココハユルヤカ」と書かれた標識 13:50 草原状の開けた場所
降り立った草原状の鞍部から先も目印のテープを拾いながらさびたドラム缶のある林道への降り口へ向かうことになり、途中で「田村川下ル  → ココハユルヤカ 」と書かれたプレートを見つけたが、周りを見回してもさびたドラム缶は無い。
事前に調べた色んなネット情報には必ずといっていいほどさびたドラム缶の事が書かれており、そのさびたドラム缶を探すべくもう少し先(北東)へ進んだところで

13:52 林道への降り口(さびたドラム缶)
やっとさびたドラム缶を見つけることができ無事林道への降り口へ到着した。

ここから先、持参した山の参考書には「植林と雑木林の境を下りる」と書かれており、降り口を覗くと確かに植林と雑木林の間に見た目にもすぐ判る超急斜面が下方へ続いている。

13:53 植林と雑木林の境を下りる 13:56 急斜面の激下り
ここまでくればこの道を下りるしかないと覚悟を決め急坂へと足を踏み出した。
木の枝や幹に助けられながらの超激下りである。途中この急斜面を登ってくる二人連れの登山者とすれ違ったのにはビックリ仰天である。

14:09 超急斜面を下りる  14:23 眼下に林道が 14:28 田村川林道へ飛び出す
延々と続く急斜面をどんどん下り途中GPSを確認すると事前に入力しておいたルートより左方向(東側)へ少し外れている。どうしたものかと思案したが先行者がどんどん先を進んでおり、ルートからの外れも大きくないことから先行者の後に続くことにした。
急斜面は、よりどんどん急斜面となり必死の思いでその超急斜面を降りて行くとやがて斜面も超急斜面から急斜面に変わり、木の間から眼下に林道が見えたところでまもなく田村川林道へ飛び出した。

14:31 広い林道  14:32 ひょっとしてここが下山口かな?
     (地図の003)
14:47 新緑の美しい風景
車の轍のある広い林道である。ここから先、車を止めてある黒滝公民館前の駐車場所まで田村川に沿って延々と続くこの広い林道を只ひたすら歩くことになる。
林道を少し行くと右手に小さな滝のような水の流れが現れた。傍らにはフィックスロープも取り付けられておりひょっとすれば今回の下山口はこの場所だったかも知れないと思ったが実際に降りていないので定かではない。
新緑の美しい風景や

14:49 田村川沿いを歩く  14:57 途中の大きな杉の木 (南方向にベンケイの山並みを望む)
田村川の綺麗な水の流れを楽しみながら林道をどんどん歩き、途中大きな杉の木を過ぎ左手(南)方向に以前歩いたベンケイの山並みを望みながら

15:08 只ひたすら田村川沿いを歩く  15:17 分岐(地図の004) 15:19 道幅の細い地道
田村川沿いの林道をどんどん歩いて行くとやがて黒滝公民館方面への分岐が現れる。このまま広い林道を進んでも駐車場所へ戻ることが出来るが、今回はこの分岐を右方向へ進み駐車場所へと向かうことにした。道幅の細い地道をしばらく歩き

15:23 黒滝集落を歩く 15:25 黒滝公民館前の駐車場所へ戻る
まもなく現れた黒滝集落を通り抜けたところで車の止めてある黒滝公民館前の駐車場所へ戻り着き今回のハイキングは無事終了した。

(帰りに立ち寄ったやっぽんぽんの湯)
帰りにすぐ近くのダイヤモンド滋賀カントリークラブの敷地にある「やっぽんぽんの湯」へ立ち寄り疲れた身体を癒したあと帰路へと着いた。



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