入道ヶ岳ハイキング(椿大神社〜北尾根〜北ノ頭〜入道ヶ岳〜二本松尾根〜二本松登山口〜椿大神社)
入道ヶ岳ハイキング
(椿大神社〜北尾根〜北ノ頭〜入道ヶ岳〜二本松尾根〜椿大神社)
出発:椿大神社駐車場
椿大神社駐車場(9:45)−[5分]→椿大神社−[12分]→北尾根登山口−[10分]→愛宕社−[28分]→鉄塔−[39分]→山小屋−[76分]→北ノ頭−[10分]→入道ヶ岳−[33分]→山小屋−[5分]→滝ヶ谷分岐−[47分]→二本松登山口−[10分]→北尾根登山口−[10分]→椿大神社−[5分]→椿大神社駐車場(15:55)
到着:椿大神社駐車場。
歩行時間:およそ 4時間50分 + (食事・休憩 1時間20分) = 所要時間:6時間10分
歩行距離:およそ 7.4km(GPSナビの距離データ)
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今回は広大なササ原の山頂一帯に天然記念物であるアセビの大群落があり、山頂からの眺めは鈴鹿山系の中でも抜群の眺望で鈴鹿の山々の絶好の展望台となっている入道ヶ岳(標高906m)へと向った。
今回はマイカーを利用したため「椿大神社(つばきおおかみやしろ)」の駐車場がスタート地点である。東名阪自動車道の鈴鹿ICを降りると所々に「椿大神社」への案内板がある。その案内板に従い車を走らせ「椿大神社駐車場」に到着したのが9時半過ぎで、自宅を出発しておよそ2時間ほど要しての到着である。
準備を整え早速駐車場を出発するとすぐに「椿大神社」である。かなり大きな神社であるが境内へは立ち寄らず神社横に続く舗装道を歩くことにした。しばらく行くと右手に石の鳥居が現れる。鳥居の横に小さな標識があり「入道ヶ岳北尾根コース登山口」と書かれている。
鳥居を潜ると愛宕社までの長い階段が続いている。又階段に沿ってつづら折れの山道が愛宕社まで続いているが、今回はその長い階段を登り愛宕社へ向うことにした。最初は緩やかな階段道も愛宕社に近づくに従って登りも急となり肩で息をしながらやっとの思いで愛宕社に辿り着いた。登山口からおよそ10分程要している。
小さな境内でしばらく息を整えた後、側にある「ようこそ 入道山へ」の標識に従い山道を登ることにした。所々に木の根が飛び出た歩きにくい場所もあるが途中入道ヶ岳を示す道標も在り概ね整備された山道で迷うことはない。山道をしばらく登って行くとやがて道は平坦となり尾根道を緩やかに下りやがて道を遮る大きな倒木を通り越すとすぐに鉄塔である。愛宕社からおよそ30分程要しての到着で、鉄塔からはこれから向う入道ヶ岳の山頂を遥か前方に望むことができた。
鉄塔下でしばらく小休止した後、再び山道を登ることになる。少し平坦な道をしばらく行くと分岐が現れ、右方向へ行けば大久保町方面であるが、今回は木の道標の示す通りに「左方向:入道ヶ岳」へと向った。
分岐からしばらく行くとやがて馬ノ背状のやせ尾根に到着するがそこからが大変である。所々ロープが張られた激登りのスタートである。ロープに頼り切ると危険なことは解かっているが今はロープが頼りである。激登りが一旦終わってしばらくは緩やかな登りとなるがすぐに再びの激登りである。思うように持ち上がらない足を”よいしょ”の掛け声と同時に一歩一歩進めることになる。やがて樹林帯が途切れ頭上が開けると前方に山小屋が現れる。鉄塔を出発してからおよそ40分程要しての到着である。
山小屋でしばらく休息した後再び山頂目指して登ることになるが山小屋から先は周りの風景が一変し、低いササが生い茂り緑の美しい木々に挟まれた山道をどんどん登ることになる。しばらく行くと一旦木々が途切れ前方が開けた場所へと出るがそこから先は見事なアセビのトンネルが続く。アセビのトンネルを潜り抜けるとやがてササが生い茂った草原へ到着し、右手(やや北方向)方向には木々の間から鎌ヶ岳や御在所岳が見え隠れしている。
ササ原を通り過ぎると再びアセビのトンネルである。途中トンネルが途切れ見晴らしのいい場所からこれから向う入道ヶ岳がクッキリと見えている。
トンネルを潜り抜けると目の前一面にササ原が拡がっている北ノ頭という分岐へ到着した。ササ原を通して北方向には鎌ヶ岳や御在所岳が、また南方向にはこれから向う入道ヶ岳がクッキリと見える。素晴らしい眺めである。
北ノ頭からの眺望を思う存分楽しんだ後、最終目的地である入道ヶ岳へと向った。ササ原を少し下り再びアセビのトンネルを潜り少し登り返すとすぐに鳥居が立っている入道ヶ岳の山頂である。北ノ頭からおよそ10分程での到着である。入道ヶ岳の山頂は草原状で広々としており東方向には伊勢平野が広がり南方向には仙ヶ岳?、北方向には北ノ頭越しに鎌ヶ岳や御在所岳を望むことができ眺めは正に360度の素晴らしい大パノラマを満喫することができる。
山頂での展望を思う存分に楽しんだ後は「二本松尾根コース」を下りて元の椿大神社の駐車場まで戻ることになる。山頂にある道標に従い二本松尾根コースを滝ヶ谷分岐へ向うことにした。山頂からは再びアセビとササのトンネルを下ることになりしばらく行くと右側に県指定の天然記念物でもあるイヌツゲとアセビの群落地の説明が書かれた「看板」が現れる。イヌツゲがどんな木か判らないまま急坂をどんどん下ることになり「激下り」と言っても過言ではない下りである。やがて下りが緩やかになると左側に山小屋が現れる。山頂からおよそ30分程要している。山小屋から少し下りたところが「滝ヶ谷分岐」である。山小屋からおよそ5分程で到着した。
分岐にある道標には「左:椿大神社(二本松尾根コース) 右:屏風岩・祓塚(滝ヶ谷コース)」と示されている。今回は二本松尾根コースを下るためその道標に従い左の椿大神社方面へと向ったが、この辺りまで下りると原生林も終わり周りは杉の植林帯となってくる。
植林帯の中をどんどん下りて行くとやがて小さな沢へ辿り着きそこから先しばらくは沢伝いに下りることになるが、やがて沢から離れ一旦視界が開け林道らしき道を横切って再び植林帯へ入りしばらく行くと水の無い広い河原の「二本松登山口」へ到着する。滝ヶ谷分岐からおよそ50分要しての到着である。
河原を対岸へ渡り切った道端には二本松尾根コースと井戸谷コースを示す道標が立っている。ここから先は舗装道を椿大神社の駐車場まで戻ることになる。途中、北尾根登山口を通り過ぎ朝に立ち寄らなかった椿大神社の境内へ立ち寄り駐車場へと向った。二本松登山口から舗装道を歩くことおよそ25分程で椿大神社の駐車場へ到着し今回のハイキングは無事終了した。
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