住塚山〜国見山ハイキング(屏風岩公苑〜住塚山〜ゼニヤタワ〜国見山〜クマタワ〜済浄坊の滝へ立ち寄り)
住塚山〜国見山ハイキング
(屏風岩公苑〜住塚山〜ゼニヤタワ〜国見山〜クマタワ〜済浄坊の滝へ立ち寄り)
出発:屏風岩駐車場(09:30)
屏風岩駐車場−[すぐ]→屏風岩公苑−[25分]→屏風岩山頂分岐−[7分]→一ノ峰−[5分]→屏風岩山頂分岐−[23分]→住塚山−[15分]→ゼニヤタワ−[25分]→国見山−[22分]→松ノ山−[13分]→クマタワ−[48分]→済浄坊の滝分岐−[10分]→済浄坊の滝−[12分]→済浄坊の滝分岐−[20分]→小長尾バス低への分岐−[25分]→屏風岩駐車場
到着:屏風岩駐車場(14:30)
歩行時間:およそ 4時間15分(食事・休憩時間は含んでいません)
歩行距離:およそ 10.2km(GPSナビの距離データ)
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今回は室生火山群の中でも国の天然記念物である高さ200m、長さ1.5kmにも及ぶ柱状節理の巨岩壁が連なった「屏風岩」と山頂からは360度の大パノラマが楽しめるという「住塚山(標高1009.4m)」から「国見山(標高1016m)」へと向った。
今回もマイカーを利用したためスタート地点は「屏風岩」の真下に位置する「屏風岩公園駐車場」からのスタートとなる。駐車場の真上には迫力満点の屏風岩が聳えておりすぐ目の前は「屏風岩公苑」の入り口である。右手に岩壁を見ながら苑内を歩いて行くと途中丸太を切った木の椅子が所々に置かれており側には「屏風岩の説明看板」もある。「屏風岩公苑」の中でも絶好のポイントなのだろう。目の前には迫力満点の屏風岩が聳えており春の桜の時期や秋の紅葉の時期にはさぞかし美しい景色が見れることが想像できる。
苑内をしばらく進んで行くと青いネットが張られたところへ突き当たり道は直角に右へ曲がり本格的な山道となる。しばらく青いネット沿いの急坂を登りやがて植林帯のつづら折れの急坂を登り詰めると「屏風岩山頂への分岐」に辿り着く。道標には「左:住塚山、国見山 右:屏風岩山頂」とある。そのまま左折れして住塚山方面へ向えばいいのだが一ノ峰が目と鼻の先にあり、ここは分岐を右折れして一ノ峰へ立ち寄ることにした。
右折れして雑木林の急坂を登りきるとすぐに「一ノ峰」である。ここから南方向の展望が開けているが今日はあいにくの霧で遠くの山並みがかすかに見えるだけである。少しの休息後再び「屏風岩山頂への分岐」まで戻ることにしたが登りでは然程感じなかった傾斜が下りは結構急で足元が滑り危険極まりない。足元に注意しながら何とか先ほどの分岐まで戻り再び住塚山へと向った。
植林帯の中の急坂を登り一度は下って再び急坂を登るとやがて道は平坦となり視界が開け丸太の階段を登り切ると「住塚山(標高1009.4m)」山頂である。屏風岩公苑から一ノ峰へ立ち寄ったもののおよそ60分程要しての到着である。山頂はベンチも設けられた憩い場でほぼ360度の展望が楽しめるそうであるが、残念ながら今日はあいにくの霧で全く展望を楽しむことはできなかった。しばらく休息し息を整えたあと国見山へ向うことにした。
国見山へは尾根道伝いに一旦ゼニヤタワの鞍部まで下りことになる。山頂すぐの急坂を下りササヤブ道を歩き右方向には屏風岩の稜線がちらほらと見える。ツツジが多い山道をどんどん下っていくとやがてゼニヤタワの鞍部へ降り立つ。道標は十字路を示しているが左右の道はハッキリしていない。
ここから先、国見山までほぼ同じ標高差を登ることになる。植林帯の中の急坂を登って行くとやがて見晴らしの良い岩稜へ辿り着くがやはり霧のため遠望はきかない。が、しかし素晴らしい眺めである。
しばらく展望を楽しんだ後、痩せた岩稜を歩き最後の急坂を登りつめると「国見山(標高1016m)」山頂で山頂広場は360度の大パノラマが広がり曽爾や室生の山々が望める大休憩ポイントである。山頂からのこの素晴らしい眺めが一番の疲労回復剤となり疲れた身体を癒してくれるのである。
国見山からの帰路は「松ノ山」を経て「クマタワ」へ下り「済浄坊の滝」へ立ち寄り「屏風岩公苑駐車場」へ向かうことにした。山頂での霧に霞んだ展望を充分?に満喫したあと次の目的地である松ノ山へと向かった。
松ノ山へは北西方向に続く急な坂道を下りて行くことになるが殆どが丸太の階段道を歩くことになる。右側が植林帯で左側が雑木林の階段道をどんどん下りて行くとやがて一転して登りの急な階段が現れる。その階段を登り切ったところが「松ノ山(標高945m)」のピークであるが周りが植林帯に囲まれており展望は全く無い。
松ノ山からクマタワへは再び階段道をどんどん下りて行くことになる。嫌になるくらい丸太階段を下りて行くとやがてトイレのある「クマタワ」へ降り立ちここで東海自然歩道へ突き当たる。国見山を出発しておよそ35分要しての到着である。
クマタワからは東海自然歩道でもある林道を歩き「済浄坊の滝分岐」へと向った。しばらくは地道が続きやがて舗装道と変わる。山の中では余り見かけなかった草花もあちこちにちらほらと咲いているのが目立ってくる。道端に咲いている草花の写真を撮りながらのノンビリとしたペースで林道を歩くことクマタワからおよそ50分程要して左手に大きな道標のある「済浄坊の滝分岐」へ到着した。
分岐を左へ進めば東海自然歩道で済浄坊渓谷を歩き曽爾横輪バス停方面へ向うことになる。分岐にある道標には「済浄坊の滝 0.5km」と示されておりさほど遠くないことから分岐を左折れして済浄坊の滝へ立ち寄ることにした。
滝への道は済浄坊渓谷の遊歩道を歩く快適なハイキング道である。しばらく行くと滝らしき流れ(上の滝)に出会うが滝名を示す標識も無くそこが済浄坊の滝である保障はない。もう少し進んだところにも再び滝らしき流れ(下の滝)に出会うがやはり滝名を示す標識はない。ただ「済浄坊渓谷」の看板があるだけである。しかし0.5kmという距離から判断すればこの辺りがどうやら済浄坊の滝であると思われる。このまま済浄坊渓谷を進んで行きたい思いに駆られるが駐車場まで戻る必要があるためやむなく下の滝で引き返し先ほどの分岐まで戻ることにした。
分岐から再び舗装された林道を駐車場まで歩くことになる。林道をしばらく進むとやがて植林帯が途切れ道は左へ大きくカーブし前方の視界が開けてくる。カーブの曲がり角には多輪峰神社への標識があるがそれを見送り駐車場へ向うことになる。途中、南側の展望が開けており曽爾の山々の素晴らしい眺めを楽しむことができるが、その眺めも束の間で再び樹林に遮られ展望の無くなった林道を歩くことになる。
林道をしばらく行くと右方向への分岐が現れる。分岐には屏風岩公苑を示す大きな標識がありそのまま道なりに直進すれば「小長尾バス停」方面であるがその分岐を右へ進むとと「屏風岩公苑」方面である。標識に従い分岐を右折れして屏風岩公苑駐車場へと向った。植林帯の中の林道を只ひたすら駐車場まで歩くことになる。上り坂も徐々にきつくなりやがて隼別神社を左手に見送るとすぐに屏風岩公苑の駐車場である。済浄坊の滝分岐から林道を歩くことおよそ45分程で屏風岩公苑駐車場へ到着し今回のハイキングは無事終了した。
今回の山歩きで出会った草花の写真です。 ♪(#^ー゜)v。
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