歌垣山〜能勢妙見山ハイキング(歌垣山〜堀越峠〜妙見奥ノ院〜本龍寺〜能勢妙見山〜初谷コース)

歌垣山〜能勢妙見山ハイキング
(歌垣山〜堀越峠〜妙見奥ノ院〜本龍寺〜能勢妙見山〜初谷コース)

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出発:阪急バス 歌垣山登山口バス停(歌垣山登山口バス停へは:阪急能勢電鉄線_妙見口駅下車。妙見口駅前(奥田橋方面行き循環バス)から歌垣山登山口バス停まで約35分乗車。)
歌垣山登山口バス停(10:30)−[45分]→歌垣山(北峰)−[5分]→歌垣山(南峰)−[25分]→堀越峠−[35分]→妙見奥之院−[25分]→今谷池−[35分]→分岐にある鳥居−[25分]→本瀧寺−[40分]→能勢妙見山−[20分]→初谷コース入口(清滝側)−[95分]→妙見口駅(17:50)
到着:阪急能勢電鉄線_妙見口駅

歩行時間:5時間50分(食事・休憩時間は含んでいません)
歩行距離:約16.0km(GPSナビの距離データ)


マップ上の青文字をクリックして下さい。その場所の写真が表示されます。 歌垣山登山口バス停 歌垣山(北峰)山頂の山名碑 歌垣山(北峰)からの展望(六甲山方面) 歌垣山(南峰)山頂の二等三角点 堀越峠 妙見奥之院への分岐 妙見奥之院 今谷池 分岐にある石の鳥居 本瀧寺へ通じる長い急な階段 本瀧寺本堂 ぶなの神木 妙見山展望台からの展望(六甲山方面) 能勢妙見山山頂部 初谷コース入口(清滝側) 初谷川の沢歩き 妙見口駅
今回のハイキングのスタート地点は阪急バスの歌垣山登山口バス停である。
今回は古代山頂で歌会が行われ山頂に山名碑が在る歌垣山(標高553.5m)と北摂の信仰の山として知られている能勢妙見山(標高660m)へと向った。阪急能勢電鉄線の妙見口駅から阪急バスに乗り約30分ほどで今日のスタート地点である「歌垣山登山口バス停」に到着した。
歌垣山登山口バス停を降りるとすぐ前に川沿いに山の方へと通じる舗装された道がある。その入口右側には「摂津歌垣山登り口」の標石が在りそこが歌垣山の登り口であることが判る。登山口から先は能勢妙見山まで「おおさか環状自然歩道」を歩くことになりポイントには「おおさか環状自然歩道」の道標がある。途中複雑な個所も存在するが道標に従って進んだので迷うことはなかった。
登山口入口から緩やかな登りを約10分ほど歩くと舗装道路も終り、そこから先は砂利道となり樹林帯の中の谷筋を進む快適な山道歩きとなる。途中丸木階段の急な登りがあるが樹林帯の中の空気が身体をひんやりと包み込み急坂の疲れもあまり気にはならない。しばらく行くと視界が開けたところに再び丸木階段が現れる。そこを登り切ると歌垣山の北峰と南峰を結ぶ尾根のコルに出る。まず最初に歌垣山の北峰へ立ち寄るため左へと足を進めた。
少し行くと左手に「歌垣山公園」と書かれた大きな標柱が現れる。北峰の山頂には歌垣山の山名碑があり歌垣山の謂われが記述されている。山頂からは六甲や北摂方面の山並みを望むことができるがあいにく曇り空であり展望を楽しむことはできなかった。
北峰から南峰へは一旦先ほどのコルまで戻りそこから再び登り返すことになるが時間にして約5分ほどである。南峰には大理石に縁取られた二等三角点があり大理石上に「553.5m」の数値が刻まれている。
歌垣山(南峰)から堀越峠まで再び「おおさか環状自然歩道」を歩くことになり、道は狭く下りるに従って蜘蛛の巣が顔や衣類にうっとうしくまつわりついてくるが、道は判りやすくよく踏まれた樹林帯の中の道である。途中丸木の階段が現れ、前方に電柱や舗装道路がちらほら見えてくるとすぐに府道732号線に飛び出し堀越峠へ降り立つ。
府道732号線を右へ約20〜30m歩くと妙見奥之院への分岐があり、堀越峠から妙見奥之院へは道標に従い左(南方向)へ進むことになる。舗装された道をしばらく行くとY字形の分岐が現れるが道標に従ってその分岐を右方向へと進む。道は砂利道となりしばらくは緩やかな上りの道であるが数台駐車ができそうな広場?を過ぎた辺りから一気に急坂を登るようになる。しばらく行くと車止めの柵が左手に現れる。そこは峠になっていてその柵を通り抜けて行くと野間大原を経て能勢妙見山へ続くが今回は妙見奥之院へ立ち寄るため道なりに右方向へ進むことにした。途中Y字形の分岐が現れるが、ここは道標に従い左のやや平坦な道を進むことにした。やがて右側に石の階段が現れる。この石段を登り妙見奥之院境内へと入る。(石段を右に見て直進すると真如寺を経て奥之院前バス停へと続く)
本堂を右から巻くように登ると鐘楼等がある山頂部であるが展望はない。
妙見奥之院から能勢妙見山へは先ほどの峠まで一旦戻り、柵を通り抜け「野間大原」方面へ向い途中「本瀧寺」を経て能勢妙見山へ行くことになる。峠から下りてしばらくすると右側に真新しい木橋が現れるが橋を渡らずに直進する。木橋を横目に通り過ぎてまもなく右側に今谷池が現れる。綺麗な池で昼食ポイントには絶好の場所であるが、すでに昼食も済ませており今回は池の景色を楽しむだけで通り過ぎることにした。
今谷池からしばらく行くと広い舗装道路へ飛び出すがそこは道標に従い真っ直ぐ横断する。この辺りから犬の鳴き声が聞こえたり大勢の人が犬を散歩させている光景が眼に止まるが、すぐ近くにある「特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西(ARK=アーク)」の施設の犬達である。施設を右手にみて進んで行くとすぐに野間大原集落の田園風景が開ける。集落を通り抜ける途中複雑な分岐もあるが道標を見逃さないように注意すれば迷うことはない。集落を通り抜け山際の樹林の道を通り過ぎるとやがて石の鳥居が現れ向こう側に府道4号線が見えてくる。
石の鳥居を潜って府道4号線に飛び出し自動車に注意しながら車道を歩くことになる。しばらく行くと道がヘアピンカーブになっている所を道標に従って右の「おおさか環状自然歩道」へ進み「本瀧寺」へと足を進める。しばらく行くと長い急な石段が現れ、疲れ果てた身体に鞭を打ち周りの景色を楽しむ余裕もなく一歩一歩ゆっくりと階段を登ることになる。やがて舗装された道路に飛び出し正面の「大空殿」と書かれた石の鳥居を潜り階段を上がれば本瀧寺本堂である。
疲れた身体を充分に休め再び能勢妙見山を目指すことになる。能勢妙見山へは本堂横の急な山道を登り昔ながらの旅籠「旅館まるや」の軒下を通り抜け、途中ぶなの「神木」を横目で見ながら道なりにどんどん登って行くことになる。ぶなの大木が目立つようになり道が大きく左へ曲がり丸太の階段が現れたら頂上までもう少しである。
やがて平坦な広場に到着し旅館通り?を通り抜け石畳の道を真っ直ぐ進んで行くと能勢妙見宮本殿の前に辿り着く。 能勢妙見山(標高660m)山頂へは本殿の前を通って表側に建つ「星嶺」の裏から行くことになる。途中三角点の方向を示す表示もあり難なく四等三角点を見つけることができた。山頂では展望はなく、途中の展望台からは晴れた日には大阪湾や六甲山系の眺めが良いそうであるが、あいにく曇り空でその眺めを楽しむことはできなかった。
能勢妙見山からの帰路は清滝を経て初谷渓谷を歩く初谷コースを下りることにした。能勢妙見宮の北側から「おおさか環状自然歩道」の道標が示す「法輪寺(府道国崎・野間口線〜光明山方面)」へと足を進める。急な坂道をしばらく行くと山道から車道へ飛び出る。車に注意しながら車道を横切り再び山道に戻りまたすぐに車道へ飛び出る。車に注意しながら車道を歩くこと約5分で三差路に着く。ここが「清滝」で三差路を右へ約10mほど進んだところに道標があり、そこが初谷コースの入口(清滝側)である。
コースはよく踏まれた砂利道であるが最近まで降り続いた雨の影響か、路面は水浸しで川か道か判らない個所もあって足元を気にしながら歩くことになる。下りる途中、川の「左岸から右岸」へ「右岸から左岸」へと幾度となく沢渡りの繰り返しでありハイカーにとって変化のある楽しい道ではあるが多少疲れるコースである。
入口から約50分ほどで沢渡り(?)から解放されるが崖崩れの後だと一目で判るガレた箇所もあってゆっくり景色を楽しむと言う心境ではなかった。
初谷コースも出口(妙見口側)近くなると左にトーテンポールが見えてくる。案内書には清滝側から下り1時間と記述されていたが、コース出口で既に1時間20分を費やしてしまっている。とても1時間で下りるのは不可能であると感じた。ここから先は田園風景を見ながら舗装された広い道をゴールまで歩くことになる。信号を渡って道は大きく右に曲がりしばらく行くと最終地点である妙見口駅に到着し今回のハイキング無事は終了した。


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