平成20年5月26日(月)鎌ヶ岳ハイキング

鎌ヶ岳ハイキング

武平トンネル東口駐車場〜堰堤ダム〜御滝〜長石尾根への分岐〜(長石尾根)〜鎌ヶ岳(1161)〜武平峠〜武平トンネル東口駐車場

 

平成20年5月26日(月)  メンバ:山友(さんぞうさん、ひ〜さん)、私  計3名   
出発:武平トンネル東口駐車場(09:30)
トンネル東口駐車場−[34分]→堰堤ダム−[33分]→御滝−[39分]→長石尾根への分岐−[67分]→鎌ヶ岳(1161)−[51分]→武平峠−[16分]→トンネル東口駐車場
到着:武平トンネル東口駐車場(14:30)
 
歩行時間 : およそ 4時間00分 + (休憩 60分) ⇒ 所要時間 : 5時間00分
歩行距離 : およそ 4.4km(GPSナビの距離データ)
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今回は以前から一度出掛けたいと思いつつ中々出掛けることができなかった山で御在所岳と共に登山人気を二分している人気のある山で「鈴鹿の槍ヶ岳」とも呼ばれている鎌ヶ岳(標高1,161m)へと向かった。
最近は単独での山行きが多かったが久々に山仲間と一緒の山歩きである。待ち合わせ場所であるJR松井山手駅へ向かったのが7時10分、待ち合わせ時間より少し早く到着したが待つこと少々、電車の遅れも無く待ち合わせ予定時刻に同行者と合流し7時35分駅前をスタートし鎌ヶ岳へと向かった。
松井山手駅からすぐの第二京阪の八幡東ICから入り京滋バイパス、名神と走り草津JCTから新名神を利用して甲賀土山ICで降り、途中コンビニで食料を仕入れた後、国道1号線の土山町役場を左折し県道9号線へ入り青土ダムを過ぎて国道477号線へ合流し左に「国民宿舎 かもしか荘」を通り過ぎ野洲川ダムに沿って曲がりくねった鈴鹿スカイラインをしばらく走り武平峠のトンネルを抜けて東口の駐車場へ到着したのが9時20分。

09:20 トンネル東口駐車場   09:30 駐車場から山道への入口   09:33 背丈ほどの笹 
今回は三ツ口谷から鎌ヶ岳へ向かう予定である。早速仕度を整え武平峠と描かれた大きな看板のあるガードレールの切れ目から三ツ口谷方面へと向かった。駐車場から少しの間は踏み跡の薄い背丈の高い笹の中を歩くことになるが笹を抜けるとすぐにハッキリとした山道へ飛び出した。おそらく武平トンネルの方から続いてくる山道だと思われる。

09:34 車道沿いを歩く   09:36 途中の標識   09:42 小さな支谷を渡る 
三ツ口谷へ向かうには東方向(湯ノ山方面)へ一旦下ることになる。途中車道の側を歩き幾度か支谷を渡り、

09:44 眼下に鈴鹿スカイライン   09:52    09:58 御在所岳表道と合流 
眼下に鈴鹿スカイラインを見ながらしばらく行くとやがて石の鳥居が立つ御在所岳の表登山道と合流し、

10:01    10:02 途中の標識   10:04 堰堤ダム 
整備された表登山道をしばらく行くとまもなく大きな堰堤ダムへ到着した。

10:04 三ツ口谷を示す標識   10:05 飛石を渡る   10:08 三ツ口谷の入口 
傍らに三ツ口谷を示す新しい標識が立っている。
標識に従い一旦河原まで下り鎌ヶ岳の案内プレートに従い飛石伝いに小さな流れを横切ると三ツ口谷の入口である。
河原に残された焚き火の跡からもこの辺りは家族連れなどにも人気のある場所であることが窺える。

10:09 左手に小さな滝   10:14   10:15〜10:20 大きな堰堤 
谷へ入るとすぐ左手に小さな滝が現れ整備された石積みの階段を過ぎると本格的な山道と変わりまもなくでっかい滝を思わせるような大きな堰堤が現れる。巻き道から堰堤の上部へ上がると北方向に御在所岳の素晴らしい眺めを楽しむことができた。

10:24    10:26    10:29 途中の小滝 
堰堤の上で少しの間眺めを楽しんだあと、再び三ツ口谷を鎌ヶ岳へと向かった。堰堤から先、落ち着いた快適な沢沿いの道が続く。
耳にここちよく響いてくるせせらぎの音や小鳥の鳴き声、周りの美しいみどりや途中の小滝などを楽しみながら

10:32    10:38 御滝への分岐   (御滝を示す標識) 
ノンビリ歩いて行くとやがて御滝への分岐へ到着した。
分岐には岩に赤ペンキで書かれた案内矢印と「左:鎌ヶ嶽 御瀧 右:鎌ヶ嶽 皇大神宮」と書かれた古びた標識がある。
おそらく右の道を辿れば一般道で鎌ヶ岳へ向かうことができるのだと思うが、ここは一旦御滝へ立ち寄ることにした。

13:41   13:42〜13:44 御滝 
分岐を左折れして沢を遡上するとすぐに目の前に大きな御滝が現れた。


少しの間御滝を楽しんだあと、先ほど分かれた分岐まで戻り鎌ヶ岳へ向かおうと思ったが

10:46 急斜面(滝道)へ取付く   10:47 ロープのある急斜面   10:51 御滝の上部 
御滝の少し手前の急斜面にフィックスロープが取り付けられているのが目に止まり、分岐まで戻るのをやめてその急斜面(滝道)に取付くことにした。
ロープや木の根を頼りに一旦滝の上部へ登ったあと

10:56 滝上部を過ぎ一般道への急登り   10:58 一般道へ合流   10:59 一般道にある標識  
再び急斜面を登り切ったところで一般道へ飛び出した。

11:06    11:10    11:11   
一般道へ合流してから再び沢沿いの快適な登山道を途中幾度か渡渉を繰り返しながらとんどん登って行くとやがて

11:18    11:24 長石尾根への分岐   (木に取り付けられた古びた標識)  
尾根道への分岐へ到着した。傍らの木に手書きの古びた標識が取り付けられており沢を渡って「直進:尾根道」方向を示している。
以前に登られたことのあるBBS友のレポ情報によると「長石尾根」を示す真新しい標識があるはずであるがこの分岐にはそのような標識がない。同行者と私のナビ情報をお互い確認し合いこの分岐から尾根へ出ることが間違いないと判断し「←尾根道」と書かれた古びた標識に従い沢を渡り尾根へと向かった。

11:27    11:28 長石尾根へ出る (壊れそうな古びた手書きの標識)  
登りの緩やかな笹道を歩いて行くとすぐに分岐へ突き当った。長石尾根へ出たのである。
傍らの木に壊れそうな古びた手書きの標識が取り付けられており「左:長石尾根 右:鎌ヶ岳」と書かれているのが微かに読み取れる。標識に従い分岐を右折れして鎌ヶ岳方面へ向かうと

11:30 視界の開けた場所   (長石尾根にある真新しい標識)  
すぐに視界の開けた場所へ到着した。
傍らに「三ツ口谷」を示す真新しい標識が立っている。

先ほど尾根へ取付いた分岐(11:24)には真新しい標識は無かったがおそらくこの下方(三ツ口谷)には「長石尾根」を示す真新しい標識が立っていたと思われるが我々はその少し手前の分岐から尾根へ取付いたようである。

11:32    11:39    11:46 岩ザレ場  
長石尾根へ出て滑り易い砂地を歩き笹の中の急坂を登って行くとやがて見晴しの良い岩ザレ場が現れ、御在所岳方面の素晴らしい眺めを楽しむことができたが、さすがに鎌ヶ岳は「鈴鹿の槍ヶ岳」とも呼ばれており凄い急登りが続く。
周りは美しい風景ではあるがその景色を楽しみながら登るほど体力にゆとりもなく立ち休憩しながら必死で登る事になる。

11:58 見晴しの良い岩場   11:59  
途中見晴しの良い岩場で北方向、御在所岳方面の素晴らしい眺めを楽しみ少しの間息を整えたあと再び鎌ヶ岳へと向かった。

(見晴しの良い岩場からの眺め)  
北方向、御在所岳(正面)方面の眺め。(写真拡大)

12:05    12:13    12:24 岩塊の場所へ飛び出す  
緑の美しい雑木林を登り最後の急な笹道を登ると岩塊のある見晴しの良い場所へ飛び出した。
右手(西方向)頭上に
鎌ヶ岳のピークが望め東方向から南方向に掛けて雲母峰や入道ヶ岳、野登山、仙ヶ岳など素晴らしい眺めを楽しむことができたがこの時点で既に皆とは少し遅れをとっている。

(岩塊のある見晴しの良い場所からの眺め)  
東方向から南方向に掛けて雲母峰や入道ヶ岳、野登山、仙ヶ岳などの素晴らしい眺め。(写真拡大)

12:27 鎌ヶ岳のピーク   12:29   
景色を楽しむのもそこそこに右手に望める鎌のピークへと向かった。
ほぼ直登に近い笹道をなんとか登り切ったところで

12:35〜13:19 鎌ヶ岳(1161)  
鎌ヶ岳山頂(標高1,161m)へ飛び出した。
山頂部は南北に細長く北側は西方向から北方向に掛けて大きく開け、南側は東方向から南方向に掛けて展望が大きく開けており結果山頂部から楽しめる眺めは東西南北全ての眺めを楽しむことができる。

(鎌ヶ岳山頂からの展望。北西〜北方向に掛けての眺め)  
雨乞岳(左)や御在所岳(右)方面の眺め。(写真拡大)

(鎌ヶ岳山頂からの展望。南東〜南方向に掛けての眺め)  
入道ヶ岳(左)や野登山(中央奥)、仙ヶ岳(その右)と岳峠から鎌尾根、水沢峠への稜線(手前)方面の眺め。(写真拡大)

(武平峠側から登られてくる登山者) 
食事場所を求めて北側へ移ると下方から何やら登山者の声が聞えてくる、下を覗くととんでもないガレ場の急坂をクサリを伝って登ってこられているのである。絶壁のようなガレ場で我々は帰路でここを下るのである。

13:19 武平峠へ下山開始 
昼食も済ませ山頂からの眺めも存分に楽しんだあと武平峠へと向かった。
先ほど登ってこられていたガレ場をクサリやフィックスロープを頼りの急降下である。

13:33 三ツ口谷分岐付近のガレ場   13:34 御在所岳   13:35 三ツ口谷分岐  
山頂直下の難所をメンバー全員無事にクリアできたが足元の悪いガレ地は三ツ口谷の分岐付近まで続く。

13:37 鎌ヶ岳(中央)を振り返る   13:40    13:43 往路で辿った長石尾根を望む  
分岐を過ぎると快適な灌木の道となり途中鎌ヶ岳を振り返り帰ると見事な尖峰が、帰りの無事と「また来いよ」と言わんばかりに何時までも見送ってくれていた。

13:44 大岩から再び鎌ヶ岳を振り返る   13:52 抉れた山道   13:53 崩壊地  
途中、深く抉れた山道や危険な崩壊地、滑り易い砂地の急坂や岩場など緊張しながらどんどん下りることになり

14:01    14:01 雨乞岳を望む   14:09 前方に御在所岳への登山道  
左方向(北西方向)に雨乞岳の美しい稜線が望め、やがて前方に御在所岳方面へ向かう登山道が見えると

14:10〜14:14 武平峠   (峠にある標識) 
まもなく山道の交差する武平峠へ降り立った。

直進すれば御在所岳方面で、左へ下れば武平トンネル西口方面へ向かうが、今回は峠を右折れしてトンネルの東口方面へと向かった。

14:21    14:23   14:24  
ヤマビルの養殖地のように思える足元の湿った山道を歩いて行くとやがて車道のガードレールへ突き当たる。
車道を歩いて駐車場まで戻ってもいいのだが今回は沢道を少し歩き車道下の水路を潜り鉄の階段を上り

14:30 トンネル東口駐車場へ戻る  
再び現れたガードレールのことろで車道へ飛び出し無事武平トンネル東口の駐車場へ戻り着き今回のハイキングは終了した。


帰りに一旦湯の山温泉へ下り「片岡温泉」へ立ち寄り疲れた身体を癒し家路についた。
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(片岡温泉は、2012年10月23日に別の場所に移転して「アクアイグニス 片岡温泉」としてオープンしたそうです。




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