宮指路岳ハイキング(小岐須渓谷山の家駐車場〜宮指路岳登山口〜分岐〜通報ポイント12〜小岐須峠〜絶景ポイント〜馬乗り岩〜宮指路岳(946)〜三体仏岩〜東海展望〜分岐〜宮指路岳登山口〜小岐須渓谷山の家駐車場) |
平成19年4月29日(日) |
出発:小岐須渓谷山の家駐車場(09:25) |
駐車場−[28分]→大石橋−[2分]→宮指路岳登山口−[15分]→分岐−[25分]→通報ポイント12−[74分]→小岐須峠−[18分]→絶景ポイント(岩峰)−[1分]→馬乗り岩−[3分]→宮指路岳(946)−[13分]→三体仏岩−[14分]→東海展望(岩峰)−[76分]→分岐−[15分]→宮指路岳登山口−[2分]→大石橋−[27分]→駐車場 |
到着:小岐須渓谷山の家駐車場(16:05) |
[ ] 内の時間は実歩行時間で休憩時 間は含んでいません。 |
歩行時間 : およそ 5時間13分 + (休憩 1時間27分) ⇒ 所要時間 : 6時間40分 歩行距離 : およそ 9.4km(GPSナビの距離データ) 地図表示 断面図表示 |
今回は鈴鹿山系の中では比較的地味な存在ではあるが知る人ぞ知る隠れた人気の山でもありその山名は946mの標高の語呂合わせから来ているとも言われており、鈴鹿の特徴である巨岩や奇岩も多く岩の上からの展望も素晴らしくまた途中の道標なども整備された沢筋の静かな山歩きを楽しむことができるという宮指路岳(標高946m)へと向かった。 今回は久々にワイフが同行しての山行きである。自宅を7時05分に出発しR163を東へ走り上野市の大内ICから名阪国道に入り東名阪自動車道の鈴鹿ICを出て北西方向に入道ヶ岳や宮指路岳、野登山などの素晴らしい山並みを正面に見ながら一般国道を走り途中「小岐須渓谷キャンプ場」の案内標識に従い左へ曲がり小岐須集落を通り過ぎ今回のスタート地点である「小岐須渓谷山の家の駐車場」へ到着したのが9時15分。 |
09:15〜09:25 小岐須渓谷山の家の駐車場 |
(駐車場からケルンバットを望む) |
駐車場には既に10台程の車が止まっており入口付近の空いているスペースに車を止めることにした。(写真拡大) |
駐車場の前(南側)には県の天然記念物にも指定されているケルンバット(分離丘陵)の石大神が聳えている。(写真拡大) |
09:29 |
09:33 |
早速、準備を整え緩やかに登っている御幣川(おんべがわ)林道を歩き登山口へと向かった。 |
途中、南西方向に小岐須渓谷の美しい風景を眺めならが |
09:38 |
09:41 鈴鹿山麓の湧水 |
しばらく歩いて行くと |
右側に水場が現れる。傍らのたて看板には「鈴鹿山麓の湧水」と書かれており数人の方が沢山の水タンクに水を汲まれていた。 |
09:42 |
09:50 入道ヶ岳への登り口 |
水場を過ぎるとすぐ左側に「屏風岩 徒歩1分」の看板が現れるが、林道を1分以上歩いても屏風岩らしき岩は見当たらなかった。 (実は屏風岩の看板の場所に左へ下る道がありそれを下れば屏風岩へ行けたと思われる) |
林道をしばらく歩き右側に現れた「入道ヶ岳への登り口」を通り過ぎると |
09:53 大石橋 |
09:55 宮指路岳登山口 |
まもなく大石橋へ到着した。(写真拡大) |
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10:01 |
10:04 |
登山口からしばらく行くと右側に堰堤が現れる。 |
堰堤を通り過ぎ途中沢の左岸へ渡り |
10:05 |
10:10〜10:13 分岐 |
登りの緩やかな快適な山道をしばらく歩いて行くとやがて |
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10:17 |
10:25 |
沢沿いに続く快適な山道を歩いて行くとやがて |
大きな岩の傍らに立てられた通報ポイント11が現れる。 分岐が「ポイント2」でここが「ポイント11」でありこの辺りからポイント番号を意識し始めたのである。次に目指すのは休憩にも適していると資料にあったポイント12である。 |
10:34 |
10:41 |
ポイント11辺りから杉林の中に大きな岩が沢山目立つようになる。岩に書かれた→(矢印)に従い大きく右へ曲がると杉林から |
雑木林の道へと変わり急な上りとなる。その急坂を登り切ったところが |
10:43〜10:49 通報ポイント12 |
10:54 |
「通報ポイント12」で、木々の間からではあるが北方向の展望が望め休憩には最適な場所である。(写真拡大) |
ポイント12から先右側の展望が開けた中腹道を歩き、一旦緩やかに下るとまもなく |
10:56 |
10:58 |
登山道が壊れかけた危険な箇所が現れた。ワイフが無事に通り過ぎてくれることを願うしかなく、何とか無事にクリアすることができ一安心したのも束の間で |
ポイント13の標識を過ぎると |
11:00 |
11:02 |
今度はクサリ場が現れた。足の幅ほどの細い山道のクサリ場などワイフは初めてである。恐怖心が起きないことを祈りながら只無事に通り過ぎてくれることを願うばかりで、ここも何とか無事に通り過ぎることができたが、 |
次に待ち構えていたのは道幅の狭い滑りやすいザレ場である。先ほどの壊れかけた山道や道幅の狭いクサリ場を無事に通過したこともありここは一歩一歩足下を確かめながら慎重な足取りで無事に通り過ぎることができた。 |
11:04 |
11:07 |
無事、危険地帯を通り過ぎ木々の間から北方向の美しい山並みを楽しみながら歩いて行くと |
やがて広々とした「ポイント14」へ到着した。ひょっとすれば広々としたこの場所は手持ちの資料に書かれているカワラコバかも知れないが定かではない。 |
11:12 |
11:18 |
ポイント14を過ぎ小さな沢を渡り (これから先小さな沢を幾度も渡渉しながら登ることになる) |
快適な谷筋の道を歩き |
11:19 |
11:21 |
まもなくポイント15を過ぎ |
再び小さな沢を渡り返し |
11:28 |
11:31 |
美しい新緑を楽しみながら快適な登山道を歩き |
やがてポイント16を過ぎると |
11:33 |
11:45 |
再び崩れ落ちそうな危険な場所が現れるが足下に注意しながら無事通り過ぎ |
露岩が飛び出た谷筋の道をどんどん登ることになる。 |
11:52 |
11:55 |
やがてポイント17を過ぎると |
登りも徐々にきつくなり |
11:58 |
12:08〜12:12 小岐須峠 |
やがて小岐須峠への最後の激登りが始まった。 自然林の中の急なジグザグ道を登り切ると |
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(小岐須峠にある標識) |
12:20 |
峠にある標識は「左方向:宮指路岳 右方向:水沢峠」を示しており今回は宮指路岳方面へ向かうため峠の標識に従い左へ進み宮指路岳方面へと向かった。 |
分岐からすぐ新芽の緑が美しい疎林の中に続く急坂を登ることになる。この辺りの木々は手持ちの資料によると「ドウダンツツジが多い」とあるが、新芽が芽生えた程度の木々の名前など植物音痴の自分にはドウダンツツジかどうかは判断できない (x_x;)。 |
12:25 |
12:28 |
疎林の中の急坂をしばらく登るとやがて上りも緩やかになり |
まもなくポイント19の「分岐」へ到着した。 傍らにある標識は「左方向:宮指路岳」を示しており左方向へ行けば馬乗り岩を経て宮指路岳方面である。標識には案内は無いが右方向へも道が分かれているので右方向へ進むと |
12:30〜13:24 絶景ポイント(岩峰) |
(岩の上から眺めを楽しむ) |
すぐに岩場の絶景ポイントへ突き当たる。(写真拡大) (画像は岩場の先端に聳える奇岩) |
岩の上に立てば東方向はやや雑木に遮られているもののほぼ360度の大パノラマを楽しむことができる。 馬乗り岩辺りで昼食タイムを考えていたがここは眺めも良く人も少なくノンビリと食事が出来ると判断しこの絶景ポイントで昼食タイムとした。 |
(絶景ポイントからの眺め) | |
北西〜北東方向、雨乞岳(電波塔の後方)から鎌ヶ岳(中央尖峰)、御在所山(鎌ヶ岳後方)方面を望む。 ⇒ (パノラマ拡大)
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(絶景ポイントからの眺め) | |
南西〜北西方向、犬返しの険(左)からベンケイ?(中央やや左)、能登ヶ峰?(中央)方面を望む。 ⇒ (パノラマ拡大)
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(絶景ポイントからの眺め) | |
南東〜南西方向、馬乗り岩(中央)と宮指路岳(馬乗り岩の後方)、双耳峰の仙ヶ岳(右後方)方面の眺め。 ⇒ (パノラマ拡大)
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13:25 馬乗り岩 |
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食事も終わり岩場からの眺望も充分に楽しんだ後、支度を整え宮指路岳へと向かうことにした。 一旦先ほど小岐須峠から登ってきたポイント19の分岐(12:28)まで戻り宮指路岳を示す標識に従い分岐を直進するとすぐに馬乗り岩が現れる。(写真拡大) ここは広場となっており眺めも良く食事休憩にはもってこいの場所であるが既に昼食タイムは終わっておりその眺望を楽しみながら先へ進むことにした。 |
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13:26 |
(馬乗り岩(中央)を振り返る) |
前方に宮指路岳のピークを望むことができ |
振り返るとたった今通り過ぎた馬乗り岩(中央)や先程食事をした絶景ポイントの岩場(馬乗り岩の左後方)を望むことが出来た。(写真拡大) |
13:28 宮指路岳(標高946m) |
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13:30 |
13:37 |
疎林の中に続く緑が美しい平坦な道を歩き、 |
やがて右側にヒノキ林を見ながら急坂を下って行くとまもなくポイント9の標識が現れた。プレートを見ると「通報ポイント ケヤギ谷9」と書かれている。ここから先、ケヤギ谷の番号が付与されているようである。 |
13:39 |
13:41〜13:45 三体仏岩 |
ポイント9を過ぎ砂地の山道を小さく登り返すと |
まもなく右方向に三体仏岩が現れる。 右側に岩まで降りられる急坂が続いており一旦右の急坂を下り岩の前に降り立った。(写真拡大) |
13:46 |
13:48〜13:51 |
再び元の道へ戻り少し登ると |
目の前に大きな岩が現れた。岩の上からの見晴しは最高で、振り返ると目の前に宮指路岳、南に仙ヶ岳、北には鎌ヶ岳や御在所などの素晴らしい眺めを楽しむことができここが東海展望かと思ったがそうではなく東海展望はもう少し先だったのである。 |
(大きな岩からの眺め) | |
南西〜西方向、仙ヶ岳の双耳峰(左)と犬返しの険(右)方面を望む。 ⇒ (パノラマ拡大)
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(大きな岩からの眺め) | |
北西〜北方向、宮指路岳(左)から遠く鎌ヶ岳(右の尖峰)、御在所山方面を望む。 ⇒ (パノラマ拡大)
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13:56 |
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見晴しの良い岩場での眺望も充分に楽しんだ後、快適な尾根筋を歩いて行くと途中、南方向に望める野登山の美しい山容や |
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13:57 | |
北方向に望める鎌ヶ岳(左)、入道ヶ岳(右)の素晴らしい眺めを楽しみ、 ⇒ (パノラマ拡大) |
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13:58 |
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目の前に広がる広大な鈴鹿平野を眺めながらしばらく歩いて行くと |
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14:00 |
14:02〜14:05 東海展望 |
やがて分岐へ到着した。 傍らの標識に小さく「右方向 東海展望」と書かれていたので分岐でワイフを待たせ右折れして東海展望へ向かった。 (案内書によればおそらくこの分岐より手前に東海展望への標識があったかも知れないが気付かずに通り過ぎてしまったらしい。この標識をうっかりして写し忘れたがおそらく”ポイント番号8”だと思うが定かではない) |
少し行くと幾つもの大きな岩のある場所へ到着したがここが東海展望である。 南方向に素晴らしい展望が広がり目の前に野登山から仙ヶ岳の本峰と東峰の雄大な山容を望むことができた。 |
(東海展望からの眺め) | |
南東〜南西、野登山(左)から仙ヶ岳(右)の双耳峰を望む。 ⇒ (パノラマ拡大)
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14:06 |
14:07 |
展望を楽しんだ後、先ほどの分岐(14:00)へ戻り尾根道を少し進むと道の真ん中を露岩が遮っている。そこから左へ曲がりつづら折れの急坂を下りることになりここで尾根道からの素晴らしい眺めとはお別れである。
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疎林の中に続く砂地の滑りやすいつづら折れの急坂である。 |
14:14 |
14:17 |
滑らないように足下に注意しながらどんどん降りて行くと |
やがて道は平坦となりまもなく |
14:19 |
(14:19) |
沢筋へ降り立った。 |
傍らの標識には「通報ポイント ケヤギ谷7」と書かれている。 |
14:21 |
14:24 |
ポイント7を過ぎ道幅の細い中腹道を歩き |
やがてポイント6を通り過ぎると |
14:27 |
14:31 |
再びザレ場のような滑りやすい急坂が現れる。 |
途中壊れかけた危険な箇所をフィックスロープを頼りに無事クリアし |
14:35 |
14:41 |
しばらく行くとポイント5が現れる。 |
ポイント5を過ぎても険しい山道はまだまだ続く。 |
14:48 |
14:51 |
途中○印の付けられた大きな岩を過ぎ |
ポイント4を通り過ぎると |
14:54 |
15:03 |
再び砂地の滑り易い急坂が現れワイフはいきなり尻セードの体勢で、何とか急坂をクリアし |
やがて流れの無い沢を右岸へ渡り |
15:07 |
15:09 |
杉林の中の谷筋の道をしばらく行くと |
ポイント3の標識が現れる。 |
15:17 |
15:21 帰路_分岐 |
ポイント3を過ぎると、右手に沢のせせらぎを聞きながらの快適な山腹道歩きとなり、 |
やがて往路で分かれたカワラコバ谷との分岐(10:10〜10:13)であるポイント2へ到着した。分岐から先は往路の道をただ戻るだけである。 |
15:27 |
15:30 |
途中、沢の右岸へ渡り |
堰堤横を通り過ぎ |
15:36 帰路_宮指路岳登山口へ降り立つ |
15:38 帰路_大石橋 |
しばらく行くとまもなく往路で取り付いた宮指路岳登山口へ降り立った。ここから先舗装された林道を小岐須渓谷山の家の駐車場まで只ひたすら歩くことになる。 |
大石橋を渡り |
15:41 |
15:54 |
左手に現れた入道ヶ岳への登り口を通り過ぎ |
林道を只ひたすら歩き |
16:01 |
16:05 |
右(南東方向)にケルンバットの石大神が見えてくれば |