笠形山ハイキング(笠形山登山用駐車場〜大鳥居〜笠形寺〜笠形神社〜笠の丸〜笠形山(939)〜笠の丸〜ほうらい岩〜仙人滝〜笠形山登山用駐車場) |
平成18年9月2日(土) |
出発:笠形山登山用駐車場(09:50) |
登山用駐車場−[10分]→大鳥居−[14分]→笠形寺−[16分]→休み堂−[28分]→笠形神社−[10分]→見晴しの良いベンチ−[4分]→仙人滝分岐−[28分]→笠の丸−[9分]→神崎町分岐−[18分]→笠形山(939)−[10分]→神崎町分岐−[9分]→笠の原−[28分]→ほうらい岩−[23分]→仙人滝−[58分]→登山用駐車場 |
到着:笠形山登山用駐車場(15:14) |
[ ] 内の時間は実歩行時間で休憩時 間は含んでいません。 |
歩行時間 : およそ 4時間25分 + (休憩 59分) ⇒ 所要時間 : 5時間24分 歩行距離 : およそ 10.2km(GPSナビの距離データ) 地図表示 断面図表示 |
今回は古くから別名播磨富士の名で親しまれ、雄大で秀麗な姿を横たえた山頂からの眺めは素晴らしくさえぎるもののない展望は兵庫県随一とまでいわれており北は但馬、丹波の連山を、南は瀬戸内海など360度の大パノラマが楽しめるという「笠形山(標高939m)」へと向かった。 自宅を7時20分に出発し摂津南ICから近畿道へ入り中国道の龍野社ICを降りて県道17号をしばらく北上しその後県道34号へ入りそのまま県道を北西方向にどんどん走って行くとやがて船坂トンネルが現れる。トンネルを通り抜けすぐに右折れして少し走ったところで今回のスタート地点である「笠形山登山用駐車場」へ到着したのが9時40分。 |
09:50 登山用駐車場 |
09:52 |
駐車場には車が一台停まっているだけで、ガラーンとした大きな駐車場の適当な場所に車を停め、準備を整え駐車場前の舗装道を笠形山へと向かった。(写真拡大) |
駐車場を出るとすぐに分岐が現れる。傍らに「笠形山・笠形神社」方面を示す標識がありその標識に従い左方向の緩やかな登り坂を辿ることになる。 |
10:00 大鳥居 |
10:01 |
緩やかな登りの舗装道をしばらく歩いて行くとやがて前方に大鳥居が現れる。(写真拡大) 鳥居の手前は駐車禁止になっているが鳥居の横に数台分の駐車スペースがある。 |
鳥居を過ぎるとすぐに獣除けフェンスが行く手を遮っているが左側にある小さな扉を開けて前進することになる。 (閉めるのを忘れないように) |
10:03 |
10:05 |
獣除けフェンスを過ぎるとすぐ右手に綺麗なトイレが現れる。トイレの前で道が二つに分かれているが標識も何もない。とりあえず少し広くて綺麗な左方向に続く林道を辿ることにした。 |
杉林の中の林道は空気もヒンヤリとしてかなり涼しく9月のこの時季としては快適な山歩きが楽しめそうである。林道をしばらく歩いて行くと |
10:09 |
10:14〜10:16 笠形寺 |
分岐が現れる。分岐の道標には「右:笠形寺・笠形神社」と書かれておりその道標に従い笠形寺方面へと向かった。分岐を右折れしてしばらく行くと |
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10:16 |
10:18 |
蔵王堂が現れる。 |
前方には杉林の中のしっとりとした道が続いている。 |
10:19 |
10:22 |
途中、辯才天社を右に見送り |
ヒンヤリとした杉林の中をしばらく歩いて行くと |
10:24 |
10:31 休み堂 |
やがて林道と交差するがそのまま直進し2、3度林道との交差を繰り返すと |
やがて右側に「休み堂」が現れる。休み堂の少し手前から舗装された林道をしばらく歩くとことになるが空気が冷たくとっても涼しいので然程の暑さは感じない。 |
10:40 |
10:43 |
林道をしばらく歩いて行くとやがて |
少し広くなった場所へ到着し右側に階段が現れる。舗装道はここまででここから先は地道となる。階段を上がると |
10:44 休憩所 |
10:49 |
休憩所が現れる。 この時点で歩き始めて約1時間が経過している、本来ならもうバテバテの状態であるはずが気付けばまだ水を口にしていない。この辺りで気温は26〜7℃で空気も冷たくかなり涼しいので体力も持ちそうであり、 |
笠形神社で休むことにし休憩所を通過することにした。地道となった林道をしばらく歩いて行くと |
11:00〜11:10 笠形神社 |
(笠形神社拝殿) |
やがて前方に大きな建物が見えてくる。笠形神社である。(写真拡大) |
「笠形神社拝殿」(説明看板) |
(長閑な笠形神社の境内) |
(ベンチで休憩) |
笠形神社の境内は長閑でしっとりとした佇まいを漂わせている。(写真拡大) |
境内のしっとりとした雰囲気をゆっくりと楽しむため境内にあるベンチでしばらく休憩することにした。 |
(笠形神社の大スギ) |
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11:10 |
11:11 |
笠形神社のしっとりとした雰囲気を十分に楽しんだあと、再び笠形山へと向かった。 神社境内の端にある「姫路城心柱跡」を通り |
「頂上まであと1時間」と書かれた案内標識を過ぎると本格的な山道へ入る。 |
11:15 |
11:20〜11:25 見晴らしの良いベンチ |
露岩が飛び出た歩き難い杉林の中の山道をしばらく歩いて行くと |
やがて見晴しの良いベンチへ到着した。汗ばんだ身体に冷たい風がとっても気持ちがいい、手元の温度計をみると何と22〜3℃を示している。(写真拡大) |
(見晴らしの良いベンチからの眺め) | |
南方向の素晴らしい展望を楽しむことができる。 ⇒ (パノラマ拡大) |
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11:27 |
11:29 |
ベンチでの眺めも十分に楽しんだあと、再び快適な山道を笠形山へと向かった。 |
しばらく行くと分岐が現れ、分岐の道標には「左方向:仙人岩 仙人滝 直進方向:頂上まで約40分」と書かれている。今回はその道標に従い分岐を直進し笠形山へ向かうことになる。(写真拡大) |
11:31 |
11:35 |
分岐を過ぎるとやがて杉林も途切れ開けた場所へ到着する。 |
しばらく歩いて行くと再び杉林が現れ長い木の階段が続いている。手持ちの資料には 「笠の丸まで続く437段の階段・・・」 と書かれておりおそらくこの階段が笠の原へ続く階段であると思われる。 |
11:36 | |
杉林へ入る前に後を振り返ると目の前には南方向の素晴らしい眺めが広がっている。 ⇒ (パノラマ拡大) |
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11:49 |
11:50 |
杉林の中に続く長い階段を只ひたすら登って行くとやがて階段が途切れ分岐が現れる。分岐の道標には「左方向:岡部川の水源 直進方向:笠の丸までもう一息」と書かれている。 |
分岐を過ぎると再び木の階段が現れ笠の丸への最後の階段を登ることになる。 |
11:56 |
11:57〜12:00 笠の丸 |
階段を登り切ったところが笠が丸で鹿ヶ滝への分岐となっている。分岐の道標には「左方向:仙人滝 鹿ヶ原 右方向:山頂」と書かれている。 |
分岐を右折れするとすぐに笠の丸の休憩所が現れる。(写真拡大) |
(笠の丸から笠形山(中央)を望む) |
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笠の丸からの展望は全く利かないことはないが周りは小さな雑木に囲まれておりその隙間から少し楽しめる程度であるが北方向にはこれから目指す笠形山のピークをクッキリと確認することができた。 |
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12:04 |
12:09 |
笠の丸を過ぎ緩やかなアップダウンのある尾根道をしばらく行くと |
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12:12 |
12:17 |
分岐を通り過ぎ快適な尾根道をしばらく歩いて行くと |
やがて小石の多い山道と変わる。登りも段々と急になり最後の急坂を登り切ると |
12:27〜12:55 笠形山(標高939m) | |
笠形山山頂(標高939m)である。 (写真拡大) 山頂からは南方向には六甲山系や淡路島など瀬戸内海が望め、北方向には播磨や丹波の山々が壮大に広がり正に360度の大パノラマを楽しむことができ、その素晴らしい眺めを楽しみながらの昼食タイムとした。 山頂からの帰路は、一旦笠の丸まで戻りそこから鹿ヶ原を経てほうらい岩、仙人滝を通る仙人滝コースを辿って駐車場まで戻る予定である。 |
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(笠形山山頂からの展望) | |
南方向、姫路、瀬戸内海方面の眺め。 ⇒ (パノラマ拡大) |
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(笠形山山頂からの展望) | |
西方向、明神山、七種山、雪彦山方面の眺め。 ⇒ (パノラマ拡大) |
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(笠形山山頂からの展望) | |
北方向、段ヶ峰、千ヶ峰方面の眺め。 ⇒ (パノラマ拡大) |
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(笠形山山頂からの展望) | |
東方向、左:妙見山?、白髪岳方面の眺め。 ⇒ (パノラマ拡大) |
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12:55 |
13:05 |
昼食も終わり山頂からの素晴らしい眺めも十分に楽しんだあと、前方に見えている笠の丸まで一旦戻ることになる。 |
途中、往路で通過した神崎町方面への分岐をやり過ごし、緩やかなアップダウンの尾根道を歩いて |
13:14 帰路・笠の丸 |
(笠の丸にある標識) |
笠の丸まで一旦戻り、 |
往路で長い階段を登り切ったところの分岐をそのまま直進して仙人滝・鹿ヶ原方面へ向かった。(道標拡大) |
13:18 |
13:20 |
しばらく行くと鬱蒼とした杉林の道となり、途中の道標を確認しながら歩いて行くと |
やがて杉林も途切れ、何やら門?のようなものが現れたが朽ちて扉はなく道の左右に太い木の柱が2本立っているだけである。 |
13:21 |
13:22 |
門?を過ぎると背丈程もある笹が一面に広がっている。笹原越しに南方向の展望が開けている。(この写真は腕を上げて写した写真です) |
背丈程の笹が邪魔になり展望を楽しむといった感じではないが、道の両側の笹は綺麗に刈取られ歩き易いように良く整備されている。 |
13:23 鹿ヶ原 |
13:26 |
手持ちの資料にある鹿ヶ原はどの辺りだろうかな?と思いながら歩いて行くとやがて右側にベンチが現れ傍らの標識に「鹿ヶ原」と書かれている。どうやら今歩いてきたこの辺りの笹原一帯が鹿ヶ原だろうと思われる。 |
ベンチを過ぎると再び門?のような物が現れた。 |
13:28 |
13:30 |
門?を通り過ぎ木に捲き付けられた赤いテープを目印に |
しばらく歩いて行くと途中「ほうらい岩・仙人滝」を示す道標が現れた。その道標に従い仙人滝方面へしばらく歩いて行くと |
13:34 |
13:37 |
やがて朽ちかけた休憩所が現れるが、とても休憩しようと思うような雰囲気ではなくそのまま休憩所を通り過ぎることにした。 |
休憩所を通り過ぎると道はやがて岩場の下りとなり |
13:39 |
13:40 |
しばらく下りて行くと「仙人滝への分岐」が現れた。左へ行けば仙人滝だが今回はほうらい岩へ立ち寄るため分岐をそのまま直進することにした。 |
分岐のすぐ下に「ほうらい岩20m下」と書かれた標識があり微かな踏み跡を頼りに急な斜面を下りることになる。 |
13:42〜13:47 ほうらい岩 |
(ほうらい岩からの眺め) |
しばらく下りて行くと前方が開け見晴しのいい大きな岩へ辿り着いた。(写真拡大) |
岩の上からは南方向の素晴らしい眺めが一望でき、少しの間その展望を楽しむことにした。(写真拡大) 仙人滝へ向かうには先程下りてきた「仙人滝への分岐(13:39)」まで戻ることになり、たった今下りてきた急坂を再び登り返すことになる。 |
13:50 |
13:51 |
先程(13:39)の「仙人滝への分岐」まで一旦戻り再び仙人滝へ向かうことにした。 |
山肌に沿った細い山道を歩き |
13:53 |
13:56 |
大きな岩の飛び出た山道をしばらく行くと |
仙人滝方面を示す道標が現れる。 |
13:59 |
14:03 |
標識を過ぎ山肌に沿った山道をしばらく行くと |
やがて炭焼き窯跡が現れる。 |
14:03 |
14:05 |
炭焼き窯跡を過ぎると再び道標が現れる。道標に従い仙人滝方面へと歩いて行くと |
やがて道が崩れ落ちた場所へ到着する。短い距離ではあるが足下に注意しながら急いで通り過ぎることにした。 |
14:09 |
14:10〜14:15 仙人滝 |
しばらく行くと「滝の上へ」を示す道標が現れる。その道標を過ぎるとすぐに仙人滝である。 道標の示す上方向を見上げれば岩の斜面が続いている。おそらくその斜面を登って行けば滝の上部へ辿り着くと思われるが今回はそのまま仙人滝へ向かった。 |
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14:15 |
14:18 |
仙人滝で小休憩したあと「登山道」と書かれた道標に従い滝の前の沢を渡り |
途中の岩道を通り |
14:19 |
14:21 |
山肌に沿った細い道をしばらく行くと |
やがて杉林の道となり、杉林を通り抜けると |
14:24 林道へ出る |
14:25 |
荒果てた林道へ飛び出した。(写真拡大) 山道はここで終わりで、ここから先駐車場まで長い林道歩きとなる。 |
少し行くと林道一面にふきが生えた場所を通ることになる。見た目は美しいのだがその風景を見た瞬間何ともいえない寂しさを感じてしまった。おそらく廃村を見たときと同じ心境になったのだろう。 |
14:28 |
14:33 |
アスファルトの残骸が残る荒果てた林道や |
道が抉れて石があちこちに飛び出ている歩きにくい林道をどんどん下りて行くと |
14:39 |
14:46 |
やがて歩きやすい地道と変わり |
周りの視界も開け途中の風景を楽しみながら林道を歩いて行くと |
14:52 |
14:59 |
やがて獣除けフェンスへぶつかった。 |
フェンスを通り抜けると前方に加瀬集落の長閑な風景が広がっている。 |
15:00 |
15:08 |
途中、後を振り返ると笠の丸辺りの美しい山並みを望むことができた。 |
長閑な風景を楽しみながらしばらく歩いて行くと |
15:09 |
15:10 |
やがてT字路へ突き当たる。 |
T字路の傍らに仙人滝コースを示す標識が立っており仙人滝コースを下りてきたことになる。(写真拡大) |
15:13 |
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T字路を左へ曲がりすぐ先にある笠形山登山用駐車場へ戻り着き今回のハイキングは無事終了した。 |
ヤマジノホトトギス |
マムシグサの実 |
キンミズヒキ |
ゲンノショウコ かな? |