鶏籠山〜的場山ハイキング(龍野公園駐車場〜龍野神社〜龍野城登山口〜鶏籠山(218)〜的場山(394)〜野見宿禰神社〜龍野公園駐車場)

鶏籠山〜的場山ハイキング

(龍野公園駐車場〜龍野神社〜龍野城登山口〜鶏籠山(218)〜的場山(394)〜野見宿禰神社〜龍野公園駐車場)


平成18年4月1日(土)
出発:龍野神社駐車場
龍野神社駐車場(10:00)−[8分]→赤とんぼ歌碑−[14分]→龍野神社(登山口)−[27分]→二の丸跡−[7分]→本丸跡(鶏籠山_218)−[15分]→両見峠−[26分]→丸太のベンチ−[21分]→的場山(394)−[34分]→野見宿禰神社−[7分]→展望台−[12分]→赤とんぼ歌碑−[8分]→龍野公園駐車場(14:25)
到着:龍野神社駐車場
     [ ] 内の時間は実歩行時間で休憩時間は含んでいません。
歩行時間 : およそ 3時間25分 + (食事・休憩 1時間) ⇒ 所要時間 : 4時間25分
歩行距離 : およそ 6.0km(GPSナビの距離データ)
 地図表示

今回は「播磨の小京都」と呼ばれている閑静な城下町龍野の北側に位置し、県内には名峰が多いことから忘れられたような存在となっているが地元では人気が高く城山として親しまれている「鶏籠山(本丸跡)(標高218m)」から「的場山(標高394m)」へと向かった。
自宅を7時00分に出発し吹田ICから中国道へ入り宝塚方面へと向かったが池田付近から3車線の道路が大渋滞である。のろのろ運転が延々と続き宝塚トンネルを過ぎた辺りからと徐々に渋滞が解消され高速道路らしく走行できるようになった。途中神戸JCTで中国道から外れ山陽道を姫路方面へ向かい龍野ICを出て龍野公園や赤とんぼ荘の案内を見ながらしばらく走って龍野公園の駐車場へ到着したのが9時50分である。自宅から3時間近くも掛かったことになる。

 10:00
 10:08
龍野公園駐車場 赤とんぼ歌碑のある分岐
公園には幾つかの駐車場があるが何処へ停めていいか分からず最初に見つけた駐車場へ停めることにした。(写真拡大)
いつもは無料の駐車場も今日4月1日〜9日まで「さくら祭り」ということで500円が必要であるとのこと。料金を支払ったあと早速準備を整え、龍野城の登山口へと向かった。
(最初さくらが咲いていないのに500円支払うのは何となく惜しいような気もしたが、下山後見どころいっぱいの町並みをのんびりと散策できたことは年中駐車料金を徴収してもいいぐらいであると思った。)
駐車場を出るとすぐ右手に小さな動物園が現れ左側にはグランドが見えてくる、桜の木に挟まれた車道をしばらく行くと左への分岐が現れる。左折れするとすぐに「赤とんぼの歌碑」がある。
 10:09
 10:14
赤とんぼ歌碑 文学の小路を歩く
「赤とんぼの歌碑」(写真拡大)
歌碑に近づくと有名な赤とんぼの曲が流れてくる。
歌碑を過ぎると「文学の小路」と呼ばれている桜の並木道を龍野神社まで歩くことになるが、残念なことにさくらの花は全く咲いていない。
 10:17
 10:19
龍野神社への分岐 ムクロジの巨木
並木道をしばらく歩いて行くと左への分岐が現れ側には道標があり「直進:紅葉谷 左:聚遠亭」と示されている。聚遠亭の近くに龍野神社がありこの分岐を左折れして龍野神社方面へと向かった。(道標拡大)
途中、道の真ん中に一本の大きな木が現れるが地域のシンボルとして親しまれている「ムクロジの巨木」である。
 10:20
 10:20
龍野神社への階段 おそらく龍野城方面へ向かう階段
巨木を過ぎるとすぐ左側に上りの階段、
右側には下りの階段が続いている。
(後で気付いたのだがこの階段を下って行くと「龍野城」方面へ向かうことができたのである。マップの青ルート
 10:22
 10:24
龍野神社 おそらく龍野城方面へ向かう階段
左側の階段を上り切ったところが「龍野神社」である。
(龍野神社拡大) (龍野神社説明看板)
龍野神社から再び階段を元の場所まで下り、左へ少し行った所の石の階段の登り口にある「野見宿禰」への標識に惑わされ「野見宿禰」方面へと向かってしまったのである。
(結果、紅葉谷を経由することになりおよそ20分ほどの遠回りとなってしまった。予定では上図(10:20)の階段を下り龍野城へ向かう予定であった。)
 10:27
 10:30
野見宿禰塚 border= 野見宿禰分岐
「野見宿禰」方面への石の階段を上り右側に「野見宿禰塚」を通り過ぎるとやがて
「野見宿禰への分岐」が現れる。(地図上のポイント0002)
分岐にある標識には「左:←野見宿禰 右:紅葉谷→」と書かれている。この時点でやっと遠回りしていることに気付き「野見宿禰」へは帰りに立ち寄る予定でありとりあえずこの分岐を右折れして紅葉谷方面へ向かうことにした。
 10:32
 10:34
舗装された静かな遊歩道 両見峠分岐
途中、舗装された静かな遊歩道をしばらく歩いて行くと
再び分岐が現れる。(地図上のポイント0003)
分岐にある標識には「左:←両見坂 右:紅葉谷→」と書かれており分岐を左へ行けば両見峠方面であるが今回は龍野城の登山口から鶏籠山を目差すためこの分岐を右折れして紅葉谷と示されている「龍野城」方面へ向かうことにした。
 10:36
 10:38
もうすぐ紅葉谷の出口 紅葉谷からの出口
舗装された静かな紅葉谷の遊歩道を下りて行くやがて左側に東屋が現れるとすぐに
紅葉谷からの登山口へ到着した。登山口にある道標には「右:龍野神社 直進:龍野城」と示されておりその道標に従い龍野城方面へ歩いて行くと
 10:41
 10:43
龍野神社へ続いている階段 住宅地を歩く_1
右側に石の階段が現れる。(地図上のポイント0004)
龍野神社から階段を下りてきたところの合流点で最初の計画ではこの場所へ降り立つはずであったが道を間違ったためにおよそ20分近く遠回りしたことになる。
ここから先は住宅地の中を龍野城まで歩くことになり
 10:45
 10:46
住宅地を歩く_2 龍野城の入口
しばらく歩いて行くと
綺麗な二層櫓のある龍野城の西の入口へ到着した。(地図上のポイント0005)
 10:47
 10:48
龍野城の石垣 西の城門
綺麗な白壁と石垣に挟まれた石の階段を上って行くと
すぐ龍野城の西の城門である。
 10:49
 10:50
鶏籠山への案内標識 龍野城本丸御殿
城門をくぐったところに「鶏籠山の登り口」を示す標識がたっている。このまま登り口へ向かってのいいのだがここは城内を少し散策することにした。
西門の前にある梅林を過ぎると「龍野城の本丸御殿」で
(写真拡大)
 10:51
 10:52
唯一の桜の花 梅林越しに見る的場山?
城内の東の隅に本日唯一の桜の花を見ることができた。
左の階段を下りて行くと龍野城の正面玄関でもある「埋門形式の城門」がある。
城内を急ぎ足で散策したあと、先ほどの「鶏籠山の登り口」まで引き返すことにした。前方にこれから向かう的場山だと思われる山容が望めるが近すぎるのかシンボルであるアンテナは見えない。
 10:53
 10:54
鶏籠山の登り口 紅葉谷登り口への分岐
西の城門の右側に「鶏籠山の登り口」がある。(写真拡大)
獣除けのネットをくぐり階段を登ると
すぐに分岐がある。分岐にある標識には「左:←紅葉谷登り口 右:龍野城登り口→」と示されており標識に従い分岐を右折れして
 10:55
 11:01
古城大手道 途中の丸太の階段
古城大手道を鶏籠山へ向かうことになる。
しばらくは樹林帯の中の緩やかな山道を歩きであるが
 11:11
 11:17
古城大手道 途中の丸太の階段
やがてガレ岩の飛び出た急坂登りとなる。
岩道の急坂登りがしばらく続いたあと道は緩やかな登りとなりやがて前方が開けてくると
 11:20〜11:25
 (11:21)
二の丸跡 二の丸跡からの展望。北東方向の眺め。
まもなく「二の丸跡」へ到着した。(写真拡大)
二の丸跡からは北東方向の展望が開け眼下に揖保川を望むことができる。
 11:29
 11:32〜11:35
途中の削平地 本丸跡(鶏籠山_218)
二の丸跡から鶏籠山はさほど遠くなく、途中削平地や矢竹と呼ばれる場所を通り過ぎると
すぐに本丸跡の鶏籠山へ到着した。(写真拡大)
山頂部には「龍野古城」と刻まれた石標がどっしりと鎮座している。
 11:36
 11:38
石畳 古城石段
山頂から先、八幡宮跡を過ぎ石畳を歩き
古城階段と呼ばれる石の階段を下りると展望が開け揖保川越しに北東方向の眺めを楽しむことができる。
 11:41
 11:42
急坂を下る 的場山を望む
山肌に沿ってしばらく歩いて行くとやがてガレ石の浮き出た急坂となり足下に注意しながら下りて行くと
途中前方にこれから向かう的場山を望むことができた。
 11:45
 11:48
快適な山道 アセビ
急坂が終わると緩やかな下りの快適な山道歩きとなり
途中、かわいいアセビの花を楽しみながらしばらく歩いて行くとやがて
 11:50〜11:54
 11:54
両見峠 的場山取り付き
大きな石灯籠のある両見峠へ降り立った。(写真拡大)
峠にある道標には「左:紅葉谷・龍野公園 右:三坂神社(0.6km) 直進:的場山(1.0km)」と示されている。往路で遠回りした際、紅葉谷の分岐(地図上のポイント0003)を左へ曲がればここへ辿り着いたのである。
しばらく小休止したあと峠にある道標に従い小さな丸太階段の山道に取り付き的場山へと向かった。道標には「近畿自然歩道」と書かれている。
 12:00
 12:09
ウラジロの群生地 急坂を登る
丸太の階段を過ぎるとジグザグの急な登りが始まる。ウラジロの群生地を通り過ぎ
延々と続く急坂を只ひたすらな登って行くと
 12:10
 12:15
途中の道標 小さな岩場
やがて左手に近畿自然歩道の道標が現れる。道標には「的場山 0.7km」と書かれており、およそ30分掛かって両見峠からたったの300m歩いただけである。
道標からしばらく行くと小さな岩場が現れ、岩場の急坂を登り切るとまもなく
 12:20〜12:45
 
丸太のベンチ
見晴しのいい「丸太のベンチ」へ到着した。(写真拡大)
北東方向から南西方向にかけての眺めが素晴らしく絶好の休憩ポイントでもあり眺めを楽しみながらの昼食タイムとした。
 (12:20)
丸太のベンチからの展望。揖保川越しに見る北東方向の眺め。
丸太のベンチからの展望。北東方向の眺め。(パノラマ拡大)
 (12:22)
丸太のベンチからの展望。揖保川越しに見る北東方向の眺め。
丸太のベンチからの展望。南西方向の眺め(左下:赤とんぼ荘 右:的場山)。(パノラマ拡大)
 12:46
 12:52
ベンチから一旦下る 再び緩やかな登り
食事も終わり展望も充分に楽しんだあと的場山へと向かった。快適な山道を少し下り
再び樹林帯の中の緩やかな登り坂をしばらく歩いて行くと
 13:01
 13:02
丸太の階段 国土交通省無線中継所のアンテナ
やがて前方に丸太の階段が現れ
すぐ左側に木々の間から大きなアンテナが見えている。
 13:06〜13:11
 
的場山(394)
丸太の階段を登り切ったところが的場山山頂(標高394m)である。(写真拡大)
目の前にはNTTの大きな無線のアンテナが聳えており、山頂からは南方向の展望が開け眼下には龍野市街や揖保川を望むことができ、さらには淡路島などの瀬戸内海の島々を望むこともできるそうであるがあいにく今回は遠望を楽しむことはできなかった。
 
 
 (13:08)
的場山からの展望。南方向の眺め。
的場山からの展望。南方向の眺め。眼下に龍野市街や揖保川を望む。(パノラマ拡大)
 13:11
 13:12
アンテナへの舗装道 丸太階段横のアンテナ
山頂からの帰路は「野見宿禰神社」を経て「展望台」へ立ち寄り往路で歩いた「文学の小路」へ降り立ちそこから先は往路と同じ舗装道を駐車場まで戻ることにした。
山頂から一旦南に向かって舗装道へ下り
南方向の展望を楽しみながら先ほどの丸太の階段の所にあるアンテナの場所まで引き返すように舗装道を歩き
 13:13
 13:19
国土交通省無線中継所のアンテナ横の山道 再びアセビ
舗装道が行き止まりとなっている場所の左側から再び山道へ入る。(地図上のポイント0006) (山道への入口拡大)
途中のアセビの花を楽しみながら
 13:22
 13:31
緩やかな下りの山道 ガレ場の急な下り
緩やかに下る快適な山道を歩いて行くと
次第に下りの勾配がきつくなりやがてガレ石の飛び出た急坂下りとなる。
 13:32
 13:35
途中、赤とんぼ荘を望む ガレ場の激下り
途中南方向の展望が開け龍野市街を一望でき眼下には赤とんぼ荘を望むことができた。(写真拡大)
しばらく急坂が続きまさにガレ場の激下りである。急坂を振り返ると恐ろしいほどの傾斜である。
 13:43
 13:45
Y字形の分岐 力士の玉垣
急坂をどんどん下りて行くとやがてY字形の分岐(地図上のポイント0007)が現れる。どちらに進んでも途中で合流するらしいが左方向の道の方が緩やかそうで左の道を進むことにした。
山肌を回るように進んで行くと前方に玉垣が現れる。力士の玉垣と呼ばれており力士や行司の名前が刻まれた玉垣がずらりと並んでいる。
 13:46
 13:47
野見宿禰神社 野見宿禰神社の階段
玉垣を過ぎるとすぐ右側に石の塀が現れる。(写真拡大)
野見宿禰神社で先ほどの分岐がここで合流している。
神社の前から長い階段が続いている。
 13:50
 13:52〜14:05
階段を振り返る 展望台
(降りてきた階段を振り返る。)
下り立ったところが展望台で、展望台にはベンチもあり眺めも良く目の前に広がった龍野市街を一望できる絶好の休憩ポイントである。
 14:05
 14:08
左の階段を下りる 途中の石の階段
展望台からの帰路は野見宿禰神社への階段手前を左折れして石の階段を下りることにした。傍らには朽ち掛けた道標が立っている。
石の階段をしばらく下りて行くと
 14:09
 14:11
桜川砂防堰堤 階段を下り立った場所
左手に桜川砂防堰堤が現れる。
堰堤に沿って階段を下りて行くと小さなT字形となった分岐が現れる。(地図上のポイント0008)
(分岐から砂防堰堤を振り返る)
 14:09
 14:11
文学の小路への途中 文学の小路へ降り立つ
小さな分岐を左へ曲がり川沿いに少し下りて行くと
往路で歩いた赤とんぼの歌碑のある「文学の小路」へ下り立った。(地図上のポイント0001)
右へ行くと駐車場である。
 14:18
 14:19
舗装道を帰る 途中の桜の花
ここから先は往路と同じ道を駐車場まで戻ることになる。赤とんぼの歌碑の前を通り、桜の木に挟まれた車道を歩き
途中、午前中よりも少しは開いたかもしれない桜の花を見ながら駐車場まで戻り今回のハイキングは無事終了した。
 
帰り道、龍野新大橋から見た的場山方面の眺めです。⇒(パノラマ拡大)
(中央アンテナ:的場山 中央小高い山:白鷲山とその右:赤とんぼ荘 右モッコリ:鶏籠山(本丸跡)) 
龍野新大橋から的場山方面の展望


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