中山連山ハイキング(中山寺〜奥之院〜中山最高峰〜満願寺西山〜最明寺滝〜山本駅)

中山連山ハイキング
(中山寺〜奥之院〜中山最高峰〜満願寺西山〜最明寺滝〜山本駅)

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出発::阪急宝塚線 中山駅
阪急中山駅(10:10)−[8分]→中山寺−[42分]→夫婦岩−[17分]→奥之院への分岐−[18分]→中山寺奥之院−[35分]→中山駅への分岐−[3分]→展望所−[13分]→中山最高峰−[39分]→展望岩−[40分]→満願寺西山ピーク?−[10分]→鉄塔下の広場−[32分]→岩場下の広場−[8分]→満願寺分岐−[8分]→大聖不動尊の土門(辰巳橋)−[5分]→最明寺滝−[5分]→大聖不動尊の土門(辰巳橋)−[17分]→阪急山本駅(16:15)
到着:阪急宝塚線 山本駅

歩行時間:5時間00分(食事・休憩時間は含んでいません)
歩行距離:約10.9km(GPSナビの距離データ)


マップ上の青文字をクリックして下さい。その場所の写真が表示されます。 阪急中山駅 中山寺本堂 夫婦岩 夫婦岩からの展望(六甲方面の眺め) 奥之院への分岐 中山寺奥之院 中山駅への分岐(天宮塚方面) 展望所 中山最高峰 最高峰からの展望(北方向の眺め) 展望岩 展望岩からの展望(北東方向の眺め) 満願寺西山ピークかな? 鉄塔下の広場 途中の尾根道から六甲方向を望む 岩場下の分岐 満願寺分岐 最明寺滝 大聖不動尊の土門 阪急山本駅
今回のハイキングのスタート地点は阪急宝塚線の中山駅である。今回は宝塚の北東にある標高500メートル足らずの低山ではあるが途中の展望は六甲連山や能勢の山々、また大阪平野などが終始眺められ多くのハイカーにも親しまれているという「中山連山」へと向った。
阪急中山駅を降りて駅前の商店街を中山寺へと歩いて行くと立派な山門が迎えてくれる。山門をくぐり中山寺の境内を登って行くと正面に本堂がある。この寺は西国三十三ヶ所の第24番札所でも有名である。
夫婦岩から奥之院へ向うには本堂手前を左に曲がり信徒会館前から墓地の中を通って行くことになる。墓地を通り抜け足洗川に架かるコンクリートの橋を渡ってしばらく行くと広場のある分岐へと出る。分岐にある道標には「←奥之院を経て中山山頂へ(約3.1q)」と書かれている。道標に従い民家横のコンクリート階段を登って奥之院へと向った。
コンクリートの階段を登りきると民家が途切れ、ここから先いかにも奥之院の参道らしくなってくる。傍らに石仏や丁石もあり、またあっちこっちに咲いている満開のツツジを見ながらの快適な山歩きである。丁石道をしばらく登って行くとやがて石段が現われ右側が開けた場所へ出るがそこが「夫婦岩園地」で東屋やベンチがあり大阪方面の展望が楽しめる休憩ポイントである。中山寺を出発しておよそ40分程で到着した。さらに少し上がったころに「夫婦岩」がある。ここは「売布神社」からの道が合流しており、展望は西側が開け六甲方面の眺めを楽しむことができ、この辺りでの休憩も可能である。
しばらく展望を楽しんだあと「中山寺奥之院」へと向った。平坦な雑木林の続く静かな尾根道を緩やかに登って行くとやがて「奥之院への分岐」へ到着する。道標には「←左:中山寺奥之院へ 中山山頂へ:右→」と示されており、道標に従い左の道をとって奥之院へと向った。途中、十七丁石の水場を通り過ぎ、階段を登りつめたところが「中山寺奥之院」である。夫婦岩を出発しておよそ35分程で到着した。ひっそりとした境内は参拝者もまばらであった。
小休憩と参拝を済ませ次ぎの目的地である中山最高峰へ向うことにした。奥之院横に「中山山頂→」を示す小さな道標がありそれに従い中山最高峰へと向った。途中の展望はあまりないがこの時期あっちこっちに咲いているコブシ?の白い花が一時の疲れを癒してくれる。
展望の少ない雑木林の道を歩いて行くとやがて先ほどの登山道(奥之院への分岐で分かれた道)と合流し、そこからしばらく行くと「中山駅への分岐」到着する。ここはやや四つ辻となっており道標には「右:(東尾根コース)中山駅まで約3.5q 直進:最高峰まで約0.6q」と書かれているが左方向の案内がない。左を見ると目の前の木に「山頂展望所↑」を示すプレートが吊るされている。プレートに従い登りの山道を歩くこと分岐から2、3分で東屋のある「山頂展望所」へ到着した。東屋からの展望は無いが少し行ったところに西側が開けた場所があり、しばし展望を楽しんだあと中山最高峰へ向った。金網のフェンスが張られた尾根道をしばらく行くと左手に中山最高峰への道が分れ、左へ少し登ったところが「中山最高峰(478.2m)」である。二等三角点の埋められている山頂は北側がガレ落ちそこからの展望は素晴らしい眺めである。大峰山方向や能勢方向の山々が見渡せ目の前には一面に芝生を敷詰めたゴルフ場など眺めはまさに絶景である。
最高峰からの帰路は「展望岩」を通り「満願寺西山」を経て「最明寺滝」へ立ち寄り阪急山本駅へ向うことにした。先ほど左折れした場所まで戻り金網のフェンスに貼り付けられた「←満願寺へ」方向を示すプレートに従い左折れして満願寺方面へ歩くことになる。道の両側には金網のフェンスが張られあまり景観はよくない山道をしばらく歩いて行くとやがて左手に送電鉄塔が現われる。鉄塔横を通り過ぎるとすぐに前方が開けた場所に出る。振り返ると甲山や六甲連山が一望でき、歩いてきた中山最高峰から山麓にかけての美しいスロープが眺められる。展望岩はすぐそこである。中山最高峰を出発しておよそ40分程で「展望岩」へ到着した。展望岩からの眺めも素晴らしく北側が切れ落ち剣尾山方向や能勢の山々が見渡せる。最高峰からの眺めと同様に目の前には芝生を一面に敷詰めたゴルフ場を望むことができ眺めはまさに絶景である。
ここから先は稜線漫歩といったところだが満願寺西山へは岩の多い道を一旦下り再び登り返すことになる。展望岩を出発しておよそ40分程で「満願寺西山ピーク?」と思われるところへ到着したが、満願寺西山を示すプレートも無く事前にGPSナビに登録しておいた地図上のポイントと思われる場所を写真に写して通り過ぎることにした。
しばらく行くと左手にオレンジ色の送電鉄塔が現われる。そこから見る前方の風景は何か異様な眺めである。鉄塔のフェンスには山火事防止の立て看板があり「平成14年3月、大規模な林野火災が・・・」と書かれている。なる程この異様な風景は山火事の跡で、周りの木々が焼け焦げて無惨な姿になっていたのであった。山火事の痕跡が残る展望の良い尾根道を歩いていて何か複雑な気持ちである。そう言えばコースのいたるところにタバコの灰皿が設置してあったが、人の不注意から山火事を出すのは絶対に避けたいものである。しばらく行くとやがて草が生い茂った広場へ出るがそこが「鉄塔下の広場」で休憩にはもってこいの場所である。そこからの展望も素晴らしく大阪平野六甲山の山並みなどが一望できる。
しばし休息のあと再び「最明寺滝」へと向うことになるが「鉄塔下の広場」を過ぎてすぐに岩場の急な下りが始まる。手持ちの資料には「高低差100m以上の岩場を一気に下る。ロープも張られた危険地帯」との記述もあり、まさに山一つ分一気に下りることになる。途中砂ありバラスありで緊張の連続である。同行したワイフもこの岩場下りでかなり疲れたようで「鉄塔下の広場」からおよそ30分程要してやっとのこと「岩場下の広場」へ降り立った。
その広場は満願寺方面への分岐にもなっており正面の小さな木に「左方向:満願寺 右方向:阪急山本」が判断できるプレートが吊るされている。左へ行けばおそらく住宅地を通り満願寺の方へ出るだろうと思われる。ここは最明寺滝へ立ち寄り阪急山本駅へ向うため右折れして最明寺滝へと向うとにした。快適な樹林帯の山道をしばらく行くとやがて「満願寺分岐」へ到着する。左へ折れると満願寺であるがここは右折れして最明寺滝へと向った。
ここから先、道は平坦で歩き易く途中堰堤横を通り真新しい階段を下りるとすぐに辰巳橋(赤い橋)へ到着する。右折れして橋を渡れば「阪急山本駅」であるが、今回は最明寺滝へ立ち寄るために直進することにした。辰巳橋から5分程で三方を崖に囲まれた高さおよそ10m程の「最明寺滝」へ到着した。この滝は鎌倉幕府の執権であった北条時頼に由来していると云われ信仰の滝らしくロウソクの灯りや線香の香りが絶えないらしい。阪急山本駅へ向うには先ほどの辰巳橋まで一旦戻り、橋を渡って「大聖不動尊の土門」を潜って行くことになる。土門を過ぎると民家が現われ、舗装道を道なりに進んで行くと山本駅へ突き当たる。大聖不動尊の土門(辰巳橋)からおよそ15分程要して「阪急山本駅」へ到着し今回のハイキングは無事終了した。



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